私らしく生きる 50代からの大人世代へ

人気記事ランキング 連載・特集

「老後は賃貸のままで大丈夫? 家を購入したほうがよい?」老後の住まいを井戸美枝さんがアドバイス

公開日

更新日

横田頼子

高齢になっても借りやすい住宅をチェック!

UR賃貸住宅の高齢者向け住宅

UR住宅では、5つの高齢者向け賃貸住宅を展開しています。

いずれも、事故や急病、負傷など万一の事態に早く気づいて対応できるように、UR住宅では提携企業による見守りサービスを提供。また、物件探しに際して、高齢者が安心して選べるように、相談窓口を設置。社会福祉士やケアマネなどの有資格者に、気になる点などを相談できるのも安心です(要予約)。
 
高齢者向け優良賃貸住宅
「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき、団地の一部(主に1階)の段差をなくしたり、手すりをつけるなどして、高齢者が使いやすく配慮された住宅。所得が一定以下の人は家賃の軽減措置が受けられる。対象は60歳以上など。

高齢者向け特別設備改善住宅
高齢者や障がい者が住みやすいように、浴室の段差や設備の改善、連絡通報装置の設置等を行った住宅。対象は60歳以上など。

健康寿命サポート住宅
移動しやすく、転倒防止に配慮して改修し、同時に、散歩に出たくなるような屋外空間や参加しやすい社会活動などの環境も整えた住宅。世帯の収入が15万8000円以下の場合、家賃の減額(20%減額が基本)が受けられる。対象は60歳以上など。

シルバー住宅
緊急通報装置等のセキュリティシステムを導入し、生活援助員が安否の確認や福祉などに関する相談・案内などを行う。対象は65歳以上など。東京・大阪のみで展開。

URシニア賃貸住宅(ボナージュ)
シニア向け賃貸住宅。神奈川県横浜市と千葉県稲毛海岸の2箇所のみ。

公営住宅

公営住宅にも、高齢者向け優良賃貸住宅やケア付き高齢者住宅などがあります。高齢者でも入居しやすく、家賃補助も受けられるのでチェックしてみましょう。

UR賃貸住宅も公営住宅も、立地がよく、人気が高い物件は、なかなか空きが見つからないのが難点。老後の住まいとして考えるなら、今から少しずつ情報を集めて、希望の物件を見つけたら入居にトライしてみましょう。

PICK UP 編集部ピックアップ