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美木良介発【お悩み別ロングブレスレッスン】よく転びそうになる人が行うとよい運動は?

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ゆうゆう編集部

「体の不調の改善には、ロングブレスと運動を組み合わせたエクササイズが効果的」と話すのは、ロングブレス考案者の美木良介さん。ここでは「よく転びそうになる」人向けの運動をご紹介します。運動の前には「基本の呼吸」や「ロングブレス」を行い、運動中も呼吸を意識しながら体を動かしましょう。

▼基本の呼吸とロングブレスはこちら▼ >>美木良介さんに聞く! 100歳まで生きられる体をつくる【ロングブレス】とは?

PROFILE
美木良介さん 俳優、ロングブレス考案者

みき・りょうすけ●1957年、兵庫県生まれ。
高校時代は野球部に所属し、甲子園に二度出場。大学卒業後に俳優、歌手としての活動をスタートさせる。
30歳頃から腰痛に悩まされるが、独自に開発した呼吸法「ロングブレス」により完治。以来、雑誌やテレビ、講演会などでロングブレスを指導。健康な体づくりをサポートしている。

お悩み「最近、よく転びそうになります」

姿勢を保つ力をつければ、年々低下するバランス力が復活

「転びやすくなるのは、バランス力が落ちているから。実は10~20代の頃に比べて、50代は約3割にまでバランス力が低下するといわれているんです」

高齢者の転倒は、介護状態になるきっかけにもなりかねない。姿勢を保つ筋肉を鍛え、バランス力をアップするエクササイズを行おう。

「腕と脚を上げたとき、指先からつま先までが一直線になるよう意識しましょう。鏡の前で、自分の姿をチェックしながら行うと◎」

❶おなかとお尻に力を入れてまっすぐ立ち、息を吸う

かかとをつけ、つま先を少し開いて立ち、肋骨と腰骨の間をまっすぐ伸ばすように意識する。おなかに力を入れ、お尻はキュッと締めた状態で、鼻から息を吸う。

❷息を吐きながら、腕と脚でバランスをとる

口から息を吐きながら右腕と左脚を軽く上げ、鼻から息を吸いながら元の位置へ戻す。腕と足を替えて、交互に5回ずつ、合計10回行う。

POINT

脚は高く上げなくても大丈夫。無理のない姿勢で行って。

INFORMATION

『無敵の100歳』

100歳まで自分の足で元気に歩けて、毎日を健康に過ごせる体をつくるメソッドを紹介した最新刊。
ロングブレスとエクササイズを組み合わせた運動はとても簡単。DVDつきで映像を見ながら行える。幻冬舎 1870円

ロングブレススタジオ

「ロングブレス」公認インストラクターによる指導が受けられる、唯一の公式スタジオ。美木さん自身によるレッスンも。
東京都港区赤坂2-12-13 UHA味覚糖赤坂ビル2F 
☎03-6441-2559
http://www.longbreath.jp/

撮影/庄嶋写真事務所、西山直克(美木良介さん) 
モデル/田中沙穂乃 取材・文/恩田貴子

※この記事は「ゆうゆう」2024年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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