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室内が華やぐ!【ローズマリーのクリスマスツリー】ハーブの香りで癒やしの効果も

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ゆうゆう編集部

「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。毎回1種類のハーブを取り上げてきた本連載ですが、12月はクリスマススペシャル! ハーブを使ったクリスマス飾りの作り方をご紹介します。今回はローズマリーの苗を使ったクリスマスツリーです。

ハーブを使ったクリスマスリースの記事
ハーブを使った簡単&豪華な【クリスマスリース】ローズマリーやマートルの香りが癒やしに

ローズマリーの苗をクリスマスツリー仕立てに

小さくてもクリスマスツリーがあると、暮らしにポッと明かりが灯るようです。

クリスマスツリーに使うハーブは、今回紹介するローズマリーのように常緑で、祝祭にふさわしい、いわれをもつものがおすすめです。

オーナメントは手作りすると素敵ですが、市販品でも気に入ったものは積極的に利用して。

完成したら戸外か、日当たりのよい窓辺に置き、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。室内に置く場合は、水受け皿を敷くのを忘れずに。

「ハーブは太陽と風が大好き。クリスマスが終わったらすぐに飾りを取り、戸外に出します。しっかり育てて、翌年以降も楽しみましょう」

ローズマリー
シソ科/常緑小低木

枝がまっすぐに伸びる立性と、横に伸びたり垂れ下がるほふく性に大別され、香りの強い濃緑色の葉を密につける。

花色は淡い紫や青、ピンク、白などがある。

葉には殺菌、酸化防止、消化促進の作用があり、料理、ポプリ、リースなどに幅広く利用される。

丈夫で暑さや乾燥に強く、日当たりと水はけがよければよく育つ

雪降る夜を思わせる大人好みのクリスマス飾り

アンティーク調の白い角鉢に‘トスカナブルー’という立ち性のローズマリーを植え、銀色のボールや雪の結晶のオーナメントを飾り、株元は綿でカバー。

すらりとした樹形に、色みを抑えたシックな飾りがマッチして、大人のクリスマスといった雰囲気に。

基調色は白とシルバーとし、少しブルーを足してアクセントに。ブルーはローズマリーの花の色という隠れた意味づけもあります。また、聖母マリアのブルーのマントの色が移り、白花のローズマリーがブルーになったという言い伝えも。

すがすがしい芳香は脳の老化防止にも効果があるとされます。

Point

すべて市販のオーナメントを活用。ボールは銀色と、つや消しのもの、青の3種類を。雪の結晶は桐原春子さんの好きなモチーフで、繊細ながら人目を引くのに十分。

スタンダード仕立てとは、植物の下部の枝を取り除き、一本の幹を高く伸ばして上部に球形や傘形の樹冠をつくる仕立て方です。​バラやベンジャミンなどで見られ、庭のアクセントとして人気があります。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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