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【榊原郁恵さん】渡辺徹さんが亡くなる直前に贈ってくれた言葉が今、生きる支えに!

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ゆうゆう編集部

悩んだり、迷ったり、くじけそうになったとき、誰かの言葉で前向きになれた経験はありませんか? ここでは各界で長年活躍する著名人に、前を向く力をもらった大切な言葉を伺いました。今回は、俳優・タレントの榊原郁恵さんです。

渡辺えりさんを支えた言葉
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人生の節目に心に響く言葉

デビューから47年。いつも変わらぬ笑顔で見る人に元気を与えてくれる榊原郁恵さん。その笑顔は何に支えられているのだろうか。

最初に見せてくれたのは、年季の入った一枚の色紙。特徴のある墨文字で「拍手は君を育てもするがダ落もさせる」と書かれている。

「森繁久彌さんの字です。1977年、17歳でデビューした年にドラマ『だいこんの花』で共演させていただいたんです。森繁さんはいつも大勢のスタッフの中心にいらっしゃり、演技に入ってもセリフをしゃべるという雰囲気ではなく、自然体。それでいて共演相手をしっかり見ている。そのすべてに圧倒され、迷いながらもサインをお願いしました」

森繁さんはサインを墨で書くとスタッフに聞き、墨と筆と色紙を用意していくと、マッチ棒に墨をつけて書いてくれたそう。

「実はいただいたときは、何でこの言葉なんだろう?と思いました。デビューのきっかけになったオーディションでも、歌番組に出るときも、客席からの拍手が心の支えだったので。でも時間が経つにつれ、自分が拍手や声援に慣れてしまっていないかと考えるようになりました」

7年間、座長を務め上げた『ピーター・パン』を卒業するときも、熱烈な拍手の中、この言葉を思い出した

「節目節目にドンとのしかかってくる言葉ですね。自分を磨く努力を忘れていないか、常に自問するきっかけをいただいています」

「拍手は君を育てもするがダ落もさせる」

デビュー後まもなくドラマで共演した森繁久彌さんの言葉。拍手や声援に甘んじていないか、自分を振り返るよすがとなっている。「いつも目に入るところに置いておきたくて、色紙が茶色になってしまいました(笑)」

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