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【ガーデニング】室内で楽しめる花【7選】冬のお部屋でかわいく咲かせよう

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光武俊子

一年でもっとも寒い季節は、お部屋の中で花や緑を楽しみたいものです。ただし、室内で咲く花は数多くありません。冬ともなればなおさらなので、上手に育てるポイントを押さえて、一足早い春の気分を味わいましょう。

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冬に室内で咲く花はとっても貴重!

花屋さんには冬でもさまざまな花が並んでいるので、必要な温度さえ保てれば冬もいろんな花が咲かせられると思っている方は意外に多いものです。私もかつてはそう考えていたのですが、ガーデニングを始めてから、室内で咲かせられる花は冬以外でもごくわずかだと知って驚きました。

それだけ植物が開花するためには日光が必要だということでしょう。また、冬でも暖かすぎる室温やエアコンの風が直接当たるような環境は苦手とする植物が多いのです。そういう条件がありながら、冬の室内で花を咲かせてくれる植物は貴重です! 

できるだけ日光に当て、寒さや朝夕の寒暖差から守り、ごきげんよく花を咲かせてくれるようにいたしましょう。カラフルな花はたった1鉢あるだけで、心が浮き立つようです。

【ガーデニング】室内で楽しめる花【7選】冬のお部屋でかわいく咲かせよう(画像2)

エラチオールベゴニア

【ガーデニング】室内で楽しめる花【7選】冬のお部屋でかわいく咲かせよう(画像3)

セントポーリア

冬にお部屋で咲かせたい花【7選】

小さくてもゴージャスなバラのよう【エラチオールベゴニア】

開花期:9~6月
草丈:20~40㎝

球根ベゴニアなどの交配による園芸品種群で、かつてはリーガースベゴニアとも呼ばれました。生育適温は20℃くらいで真夏以外はずっと出回ります。冬は10℃以上の窓辺でよく日に当て、夜間は冷えるので部屋の中央などに移動します。急激な環境変化で落花しやすいので気をつけて。

次々に花が上がって長く咲く【シクラメン】

開花期:11~4月
草丈:15~50㎝

シクラメンは冬に室内で楽しめる鉢花の代表格です。ただし、近年は寒さに強く戸外で咲くガーデンシクラメンも一般的になっているので、栽培する場所にあわせて選びましょう。室内で楽しむタイプは10℃以上の日当たりに置き、気温が10℃以上ある日中は外で日光浴させます。

華やかな花がこんもりと咲きそろう【シネラリア(サイネリア)】

開花期:11~4月
草丈:20~50㎝

カナリア諸島原産の一年草。ピンクや紫色、白い花弁を鮮やかに縁取るなど、バリエーションに富む園芸品種があります。開花中は0℃以上が適温で、日当たりのよい無加温の縁側などがぴったり。暖房のある部屋ではこんもりした草姿が乱れやすくなります。鉢皿には水を溜めないようにしましょう。

カラフルな花を咲かせる多肉植物【カランコエ】

開花期:1~5月
草丈:10~30㎝

アフリカ南部やアラビア半島などに自生する多肉植物で多くの仲間があります。冬の鉢花として楽しむタイプは直径9㎝ほどのポットで、花色豊富に店頭を彩ります。乾燥地帯の植物なので表土が乾いて数日してからたっぷり水を与えます。夜に明るい場所では花が咲きにくくなるので気をつけて。

花模様のような愛らしさ【プリムラ・ジュリアン(ポリアンサ)】

開花期:11~4月
草丈:10~20㎝

ヨーロッパ原産のプリムラから育成されたポリアンサが日本に入り、さらに改良されて小型のジュリアンが誕生。どちらもパッチリ開く花が愛らしいものです。今回紹介するなかでは寒さに強く、暖地では戸外で栽培できますが、真冬は暖房のない窓辺が適します。暖かすぎると花が早く終わりがちです。

多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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サボテンとは、乾燥地帯に自生する多肉植物の一種で、多くの品種が葉の代わりにトゲを持ち、茎に水分を蓄えることで過酷な環境でも生き延びる性質を備えています。メキシコや南米原産のものが多く、日本では観賞植物として親しまれており、ユニークな姿や鮮やかな花が魅力です。丈夫で乾燥に強く、水やりの頻度が少なくてすむことから、初心者にも育てやすい植物として人気があります。ただし、過湿や寒さには弱いため、水やりは土が完全に乾いてから行うことや、冬場は暖かい場所に置くなど、基本的な管理を守ることが大切です。鉢植...

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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表土とは、ガーデニングや農作業において地表のごく浅い部分を指し、植物の生育に重要な土壌層です。この部分は通常、有機物や微生物が豊富で、植物が栄養を吸収しやすい環境を提供します。また、水分を保持しつつ排水性も高いため、根の生長を促進します。特にガーデニングでは、健康な表土を保つことが美しい花や元気な野菜を育てる鍵となります。草花を植える際には、表土の改良や適切な肥料の使用が推奨されます。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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育種とは、人にとって有用な植物を作るために、品種改良を行う技術や作業のことです。病気に強い、収穫量が多い、花色が美しいなど、目的に応じて親となる植物を交配させ、望ましい性質を持つ個体を選び出します。ガーデニングや農業の現場では、新品種の開発に欠かせない重要なものです。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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交配とは、異なる個体間で花粉を授受させ、種子を作らせることを指します。自然界では風や昆虫によって行われることが多く、人為的には望ましい性質を持った植物同士を選び、花粉を人工的に移すことで、新たな品種づくりや改良が行われます。例えば、花色や香りの強いバラや、実の大きなトマトなどは、長年の交配によって生まれたものです。家庭園芸でも、自家採種やオリジナル品種の作出を目指す際に、交配は魅力的な技術の一つです。

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