月々12万円で暮らす【ショコラさん】「割高だけど参加しました」そのツアーとは?
「行きたいところリスト」を作って、いつもワクワク
ショコラさんは「行きたいところリスト」を作っている。本やテレビで見て「いいな」と思った場所を手帳にメモしているのだ。それを見て考えを巡らせるだけでもワクワクするという。24年の春には、愛知県のひとり旅を楽しんだ。目的はやはり、レトロ建築を見ること。
「明治村ってご存じですか? 古い建築物を集めた野外博物館ですが、蒸気機関車も走っていて広大な街のよう。ずっと見たかった旧帝国ホテルの中央玄関の見事さを、存分に味わいました。こちらもフランク・ロイド・ライトの設計です」
夜は名古屋市内のビジネスホテルに宿泊した。値段は、朝食つきで5000円!
「夕食は、息子からおいしいよって聞いて食べてみたかった鰻のひつまぶしを、有名なお店で食べました(笑)。ネットで調べて行ったのですが、評判どおりのおいしさ。誰に遠慮もせず、食べたいものが食べられる、ひとりの自由を感じました」
この取材時、ショコラさんは長崎へのひとり旅の準備中だった。
「作家の吉田修一さんが大好きなんです。長崎のご出身だから小説の舞台になることが多くて、一度行ってみたいと思っていました。せっかくだから、北九州の門司港にも足を延ばすことにしました。門司港には大正時代に建てられた重要文化財の駅舎や、古い建築物が多く残っていて、レトロ建築好きにはたまらない場所なんですよ」
飛行機を使ってのひとり旅は初めてだという。インターネットでのチケットの予約も初体験だ。
「ちゃんと予約できているか、いまだに緊張しています。あとは空港のターミナルビルを間違ったらどうしようって……。ひとり旅は、何でも早め早めが大事。出発の2時間前には羽田空港に着いているつもりです」
愛知県へのひとり旅
2024年3月には愛知へ。ひつまぶしと明治村を堪能。「国宝の犬山城に行けなかったのが残念。もう1泊必要だったかも」

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パートの仕事を辞め、孫が生まれ、68歳になったショコラさん。変わったこともあれば、変わらないこともたくさんある。無理せず、軽やかに生きるショコラさんの暮らしを紹介。
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撮影/橋本 哲
取材・文/神 素子
※この記事は「ゆうゆう」2025年3月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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