わきにペットボトルを挟むと鼻が通る!?【鼻やのどの粘膜】を鍛える方法を耳鼻咽喉科医が伝授[花粉症対策]
スライスした玉ねぎのにおいをかぐ
玉ねぎは、かぜ予防に役立つことが知られています。玉ねぎが粘膜によい成分を含んでいるからです。
玉ねぎの独特のにおい成分である「硫化アリル」は、粘膜の再生に役立つビタミンB1の 吸収と活性化を促す作用があります。粘膜の血流を促進させる効果もあり、鼻通りを改善させます。
また、玉ねぎにはポリフェノールの一種である「ケルセチン」が含まれています。ポリフェノールは植物に含まれる抗酸化成分で、ブルーベリーに含まれるアントシアニンやお茶に含まれるカテキンなどがあります。
ケルセチンには、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの放出を抑える作用があり、アレルギー症状を抑える効果があります。また、血圧の上昇を抑える効果もあるといわれています。
玉ねぎで鼻のコンディションを高める方法を紹介します。
玉ねぎを皮ごと、スライサーなどで薄く切ります。切った玉ねぎをビニール袋に入れて、そのにおいを鼻から思いきり吸ってみましょう。
切った玉ねぎは水にさらさないように。硫化アリルは水溶性なので、水にさらすと抜けてしまいます。
玉ねぎの皮はむかず、丸ごと使うこともポイントです。
この記事の執筆者
関連記事