【ガーデニング】つるバラを植える際の基本ポイント 初心者のバラ育てQ&A
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吉原美奈子
Q つるバラは鉢でも育てられますか?
A つるバラは品種 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。 シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。 トレリスとは、格子状に組んだ木や金属の支柱で、つる性植物を這わせるために設置される構造物です。クレマチスやバラなどの仕立てに使われ、立体的な演出やスペースの有効活用に役立ちます。庭やベランダに設置することで、植物の生長をサポートするだけでなく、景観のアクセントとしても優れた役割を果たします。 オベリスクとは、園芸用の支柱の一種で、円柱状や四角柱状の塔のような形をしたものです。おもにバラやクレマチスなどのつる植物を誘引し、美しく仕立てるために使用されます。オベリスクを利用することで、植物を立体的に見せることができ、庭やベランダのアクセントとしても活用されます。
ただし、つるバラと言っても多くの種類があり、枝が5m以上にも伸びるランブラーローズはもちろん、長く伸びる品種
ミニバラ系のつるバラやイングリッシュローズ
つるバラを鉢に植える際は、直径30㎝以上の大き目な鉢を用意し、土を入れる際に枝を這わせる装飾的なフェンスやトレリス
ガーデンセンターでは様々な構造物が売られているので、咲かせたいバラと構造物をイメージし、セットで購入するとよいでしょう。枝が伸びてきたら構造物に留めていきます。
鉢植えでもアーチを作ることは可能で、大きな鉢を2個用意し、アーチの脚をそれぞれに埋め込んで苗を植え、ベランダに設置する例などもあります。
土の分量が少ない鉢植えだからこそ花の豪華さが引き立ち、鉢植えでも十分にバラの魅力を引き出すことができます。
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