私らしく生きる 50代からの大人世代へ

記事ランキング マンガ 連載・特集

1日のうち、はちみつをなめる「ベストタイム」は、まさかの…!喉の痛みや胃の不調にも【はちみつ習慣#1】

公開日

更新日

ゆうゆうtime編集部

料理やお菓子だけではない、普段の体調不良や体力作りにも、はちみつが役に立つということを知っていますか? はちみつのスペシャリスト 前田京子さん著『新装版 ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵 』(マガジンハウス)から、一部を抜粋、再構成してその魅力をお届けします。6回に分けて紹介する第1回は、はちみつをなめる「ベストタイミング」について。

▼こちらもどうぞ▼

【野口聡一さん】元宇宙飛行士がたどり着いた「幸せになるため」の3つのルール

前田京子さん プロフィール

まえだ・きょうこ
国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒業。手作り石けん・ボディケアブームの先駆けとなった『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)他、著書多数。2015年発売の『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』は10万部のベストセラーに。持ち前の探究心から得た知見と暮らしの楽しみ方を結びつけるアイデアを惜しみなく伝えている。1962年生まれ、横浜市在住。

からだが細胞を修復する時間帯は?

医薬品としてのはちみつの一番の得意分野は、傷ついた細胞、特に粘膜の修復だ。

そこで考えてみると、からだが細胞を修復させ、新しい細胞を生み出す時間帯は、夜の10時から午前2時までだという(だからその時間によい睡眠を取ることが健康や美容の秘訣であるとは、よく言われることだ)。

だとすれば、喉が痛いときも、胃の調子がよくない場合も、「寝る前に、はちみつを患部にぬりのばすつもりで、ゆっくり飲み込んでから休めば回復が早い」というのは、わかりやすい自然の理と言っていいだろう。

最近は、市販の咳止めシロップより、ひとさじのそばはちみつの方が、よく効いて眠れる可能性が高いという論文もあるほどだ。*1

喉が痛いときや咳が出るときなどは、上を向いてゆっくり頭をまわし、はちみつが喉の患部に当たるように意識しながら時間をかけて飲み込む。

はちみつが当たったところは湿布を当てたかのようにひりひりとして、「ああ、きくきく!」という感じである。

*1 「咳をする子どもとその親の睡眠の質に及ぼす、はちみつ、デキストロメトルファン、無治療の場合の効果の比較」。2007年にアメリカで発表された研究論文。

この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ