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「訃報を知らせたくない人もいます」遺された人たちの「後悔と満足」6つの体験談

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ゆうゆうtime編集部

見習いたい成功例から、残された家族が苦労を強いられたトホホな体験まで。身内の終活や葬儀、相続まわりで実際に起きた、悲喜こもごものエピソードを紹介します。

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施設暮らしは突然に

5年前、88歳で他界した母の話です。母は同居していた私のがん治療&入院のタイミングで施設にお世話になることになりました。母娘ともにまた自宅で一緒に暮らすことを望んでいましたが、結局叶わないままのお別れになってしまいました。突然の施設入りになってしまい、母の終活に十分つき合ってあげられなかったことが今でも心残りです。
(長野県・KNさん・53歳)

知らせたくない人もいます

亡くなる前、母が入院していたときのこと。入院を知らせるため、姉が母の住所録からいろいろな方に連絡していました。その中に母が苦労をかけられたので絶対に会いたくない人もいたようで、母に激しく叱られていました。亡くなった後に家族が生前の関係性のすべてを知ることはできません。訃報を知らせてほしい人はもちろん、知らせたくない人もいるのです。生きているうちに確認しておくべきですね。
(KEさん・72歳・兵庫県)

財産目当てでは?

生前の父は遺言書を作ることを嫌がり、「俺が死んだら好きにすればいい」というタイプでした。父の死後、残された母が認知症を患っていたこともあり、財産分与にひと苦労しました。父がそうだったように、親に遺言書や財産分与について聞くと、「財産目当てでは?」「不吉だ!早く私が死ねばいいと思っているの?」など、誤解されたり、反発されたりするケースが多いと聞きます。私は子どもに迷惑をかけないよう今のうちからきちんと決めて、話しておこうと思っています。
(KMさん・57歳・神奈川県)

たんす預金は長寿のお守りに

義母は享年97と長寿でした。死後、家の片づけ中にたんすから12万円入った封筒が出てきました。このお金は義母の姉妹と夫を含む3人の子で分けました。はたから見たらただの紙幣ですが、残された家族にとっては〝長生きのお守り″。義母の形見としてそれぞれが大切に保管しています。
(日向ぼっこさん・76歳・山梨県)

寺に寄付しました

母が有名な画家の奥様と学生時代からの親友だったため、遺品に絵画がいくつかありました。ただ、保管するにも飾るにもスペースが必要。考えた挙句、実家の菩提寺の住職がアートに造形が高い方で、季節ごとに飾り変えているとお聞きし、伺ってみたところ「ぜひ」と言っていただけたので、家族とも相談し、寺に寄付することにしました。母もきっと天国で喜んでくれている気がします。
(草間まきさん・ゆうゆうフレンド)

地方ならではのよさ

葬儀の際、私が住んでいるこの辺りでは葬儀社が町内のあちこちに看板を立てるので、それを見て関係のある人が式に集まってくるのが風習。遠くに住む親戚以外、個別に連絡をする必要はないので楽です。若い頃の友人などは年をとっているので、お互い行き来がない限り知らせなくていい、と子どもたちには伝えています。
(コスモスさん・71歳・宮城県)

イラスト/てぶくろ星人

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