社会は地獄だったの？同窓会で見たエリート男性陣の老けっぷりにドン引き【みんなの同窓会体験記#3】

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「成功しているはずなのに…」同窓会で目撃した驚きの変化とは？

先日、大学時代のゼミの同窓会へ行きました。私がいたゼミは、当時から優秀な人が多く（私以外は…）、卒業後、特に男性陣は当然のように有名企業へ就職し、役職についたり、起業して成功するなど華やかな道を歩んでいました。私はというと、SNSで彼らの活躍を眩しそうに眺めるだけ。今だ薄給で新卒の時からほぼあがらない給料で働いている私は、「うらやましいけど、もう住む世界が違うなぁ」と、もはや別世界を見るような気持ちでした。
そんなゼミ生たちが、20年ぶりに一堂に会することになり、少し緊張しながら会場向かいました。しかし、待っていたのは思いがけない光景でした。
男性陣が、驚くほど老け込んでいたのです。太り、髪は寂しくなり、肌も荒れて、誰かが口に運んだ唐揚げひとつでむせる、むせる…。40代とは思えない、実年齢プラス10歳にしか見えない彼らを前に、私は思わず心の中で（どうしてこうなった⁉）と驚いてしまいました。
一方で女性陣は、若々しく肌もつややかで、姿勢もよく、久々に会ったとは思えないほど若々しい！この男性陣と女性陣の違いは、もはやホラー映画級のインパクトでした。

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インタビューを受けていた人とは別人すぎる。今にも倒れそうなCEO…

中でも忘れられないのは、某有名企業の起業メンバーで、現在はCEOとなり、ビジネス誌の表紙になったこともある男性の先輩です。誌面では、両手を軽く前に差し出し、まるで陶芸家がろくろを回すようなポーズで、自信満々に未来を語っていました。
しかし、同窓会での先輩は違いました。背中を丸め、グラスビールを両手でそっと包み込み 「もうおれ、だめなんだよね…」と疲労困憊の様子。相当な激務のようで、ほぼ寝ないでこの会に来たのだとか…。
話を聞くと、男性陣の多くは仕事一筋で、家庭のことは奥さんに任せきりだったとのこと。バリバリ働き、休む間もなく走り続け、役職や成功を手に入れる一方で、心も体もボロボロになっている人ばかり。
それに対して女性陣は、家庭やプライベートも大事にしながら、無理をせずに働き続けた人が多かったようでした。ライフワークバランスを意識して、地に足をつけた暮らしを重ねた年月が、あの若々しさを作ったのだと、妙に納得しました。
社会的な成功には、やはり並大抵ではない苦労がある。あんなにうらやましく思っていた彼らの姿も、実は、決して楽なものではなかったのだと。「うらやましい」と思う気持ちは、少しだけ静かに消えていきました。

（40代・主婦）

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