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「どうやったらモノを手放せる?」50代からの【断捨離】小さな場所からコツコツと

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ゆうゆう編集部

これからの人生、好きなモノだけに囲まれスッキリ暮らすか、ため込んだモノに埋もれて暮らすか、今が分かれ目。そこで、断捨離の提唱者、やましたひでこさんがレクチャー。断捨離の真の意味とは? 挫折・リバウンドしないコツとは?

▼前回記事はこちら▼

>> リバウンドなしの【断捨離】人生後半、家と心と体の負担を取り除くためには?

お話を伺ったのは
やましたひでこさん 断捨離®︎提唱者

やました・ひでこ●1954年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。
ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を、日常の片づけに応用した自己探訪メソッドを構築する。
著書「断捨離」シリーズは国内外でベストセラーに。
現在、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」にレギュラー出演中。

考えるよりも行動が先。迷ったら、捨ててみる

家中にあふれるモノを手放す作業を始めるには、いったいどこから手をつければいいのか? 

「目の前の小さな場所から始めるのが挫折しないコツです。たとえば化粧ポーチやバッグなど。まず中身を全部出してみる。すると、小さなバッグにこんなにいろんなモノが入っていたのだとわかります。それらをいる、いらないに分別する。鼻をかんだティッシュとか(笑)、明らかにいらないモノも出てくるでしょう。かすれて書きづらいボールペンなど、判断に迷うモノも。モノをため込む思考の人は、書けるから『とりあえずとっておこう』と残します。“手放す力”をつけるには、とにかく思い切って『捨ててみる』こと。捨てるという行動に移すことで、『やっぱり必要なかった』と気づく。自らの行動によって、思考に対する結論が出るのです」

ごくまれに、「しまった」と思うケースもあるそうだが、「皆さん、はじめは捨てて困るモノに手をつけたりしないので、心配いりません」と、やましたさん。

「バッグ一つ、引き出し一つ、と毎日1カ所ずつモノを出して、一つでも二つでも手放す。すると、引き出しの中に空間ができ、『モノが取り出しやすい』『スッキリして爽快感が得られる』など、さまざまな効果を体感できます。よどんだ空間にいると、思考、感覚、感性もよどんでいくので、考えがまとまりません。だから断捨離は、考えるよりも行動が先なのです」

引き出しの中を断捨離しても、家の空間は変わらないが、コツコツとトレーニングを積むことで、少しずつ手放す力がつき、家の中のよどんだ空気が動き始める。

「多くの人は、効果が目に見えてわかるクローゼットなど大きな場所に取り組み、早く結果を出そうとします。それは、山登り未経験者が、いきなり富士山登頂に挑むようなもの。気力、知力、体力すべてが到底及ばず、失敗します。

そもそも、長年クローゼットに保管している洋服やバッグ、あるいは家族の思い出の品などには“執着”がこびりついています。この執着をはがすのはハードルが高い。なのに、初心者がここから手をつけるから、玉砕するんです。

まずは、クローゼットをスッキリさせるという目標設定をする。でもいったんはそれを忘れて、一歩一歩地道な捨てる作業を積み重ねる。こうしてモノを減らしていくと、ある時期から勢いがつき、どんどん手放せるようになります。あちこち断捨離したくなるはず(笑)。いずれ目標に到達します」

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