クローゼットの収納で“残すもの、手放すもの”の選び方とは?|整理収納アドバイザー【中山真由美さん】直伝
「クローゼットの中身は、人生そのもの。向き合うことで、今の自分に必要なもの、必要でないものが見えてきます」と話すのは、整理収納アドバイザーの中山真由美さん。クローゼットの整理は、これからの人生を豊かに、そして身軽にするための第一歩。ぜひ今から始めてみませんか。
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>>クローゼット収納の第1ステップ「出す&分ける」のやり方とは?|人気整理収納アドバイザー【中山真由美さん】直伝教えてくれたのは
中山真由美さん
整理収納アドバイザー、お部屋と心のカウンセラー
なかやま・まゆみ●「元・片づけられない人」だった自身の経験から、捨てられない、片づけられない人の心に寄り添う整理収納術を発信。
全国から依頼の絶えない対面&オンラインでの整理収納サービスは、ものだけでなく、心の整理もサポートしてくれると人気を集めている。
著書に『10分でスッキリ! 捨てない片づけ』(主婦と生活社)他。
クローゼット整理に挑戦するのは
島田由美子さん
ゆうゆうフレンド
しまだ・ゆみこ●66歳、夫との2人暮らし。
「クローゼットの中は服で大混雑。何がどこにあるかわからないから、服を選ぶのも苦痛です。本当に着たい服だけが並ぶ、すっきりとしたクローゼットにしたい!」
残すもの、手放すものの 基準を決めれば迷わない【選ぶ】
アイテムの把握と分類ができたら、「選ぶ」ステップへ。「時間の経過とともに、ものと自分との関係は変わります。手放すものの基準を決め、『今の自分に必要?』と問いかけてみて」(中山さん)
「残す」か「手放す」か。自分の基準を決める
きつい、似合わないなど、着ていてストレスを感じる服は結局着ないことがほとんど。「自分なりの手放す基準を決め、今の自分が着たい服を残しましょう。迷ったら、実際に着てみるのも手。それでも迷うなら『迷いBOX』を作り、1年後に見直しを」(中山さん)
島田さんの場合は…
□5年以上着ていない
□サイズが合わなくなった
□今の自分には似合わない
□傷んでいる、壊れている
たくさん捨てようと頑張らなくてOK
「使っていない=捨てなければいけない」と思いがちだが、実はそうではない場合も。「ものには必ずストーリーがあります。なぜ使っていなかったか一度考えてみると、『思い出の品だから』など、理由が明らかになるはず。そういったものは残しておいていいんです。飾ったり、『思い出BOX』に入れたりして保管しましょう」(中山さん)
整理してわかった! 島田さんの残すもの/手放すもの
「判断基準を決めたら驚くほどスムーズにジャッジできました」と島田さん。「高かったから」「まだ新しいから」と残しておいたものも、今の自分には不要と気づいたそう。
残すもの
手放すもの
▼次回は「しまい方」についてご紹介します▼
撮影/西山直克
取材・文/恩田貴子
※この記事は「ゆうゆう」2025年6月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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