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【ガーデニング】涼やかに咲く多年草 ベル型の花カンパニュラ[8選] 

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光武俊子

涼やかな花を大株で楽しみたい【ハタザオギキョウ】

Campanula rapunculoides (ラプンクロイデス)
開花期:6~7月
草丈:50~80㎝

ヨーロッパ原産の多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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ですが、大正時代に渡来して関東以北では野生化も見られます。ほっそりした花穂にベル状の花を下向きに花穂の下から順に開花。涼やかで野趣ある花は、大株に育つと見事です。カンパニュラのなかでは比較的暑さに強く、冬はロゼット

ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。

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状で越します。

繊細な印象ながら耐暑性もある【イトシャジン】 

Campanula rotundifolia(ロツンディフォリア)
開花期:6~10月
草丈:25~40㎝

茎葉が細く繊細な雰囲気で、山野草として扱われますが、じつは丈夫で長い開花期を楽しめます。ヨーロッパや北アメリカ北部の草原や砂礫地に自生。日本にもよく似た雰囲気のイワシャジンが自生します。春は日当たりよく、夏は落葉樹の下などで夏越し

夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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させましょう。

星咲きの花がグラウンドを埋める【ホシギキョウ】

Campanula poscharskyana(ポシャルスキアナ)
開花期:5~6月
草丈:25~30㎝(横に伸びる茎長)

バルカン半島北部などに自生する多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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。秋~春はこじんまりした葉群で過ごし、開花期前に茎を四方に伸ばして節ごとに花をつけ、あたりを覆いつくします。‘アルペンブルー’などの園芸品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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が夏の蒸し暑さにも耐え、日陰でも毎年よく開花。花後に花茎を株元から抜き取ります。

カンパニュラの仲間のほんの一部、入手しやすいものをご紹介しました。なかには高温多湿に弱い山野草もありますが、水はけよい用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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で夏の強光や西日を避けられれば大丈夫。基本的には育てやすいと思います。

初夏に涼やかなブルー系のベル状花を楽しんでください。

※2024年5月15日に配信した記事を再編集しています。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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