着古したタンクトップがバッグに変身!?【近藤典子さん流】今あるものを暮らしに生かす知恵を紹介

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教えてくれたのは
近藤典子さん
住まい方アドバイザー

こんどう・のりこ●1957年生まれ。
整理収納の先駆者として35年以上、人々の暮らしに関する悩みを解決。
その経験から生み出された提案が好評。
企業との商品開発、住宅の収納・間取りプロデュースなどコラボ実績多数。
昨年末からYouTube「住まい方アドバイザー 近藤典子の会社」を開始。

教わったのは
星野たか子さん　ゆうゆうフレンド

2025年ゆうゆうフレンドに。2人の子を育てながら教師として定年まで勤める。
現在横浜市内のマンションで夫と2人暮らし。
「近藤先生に直接教わるなんて貴重な経験。インテリアに興味があるので飾り方を学びたい」

【近藤流メソッド】今あるものを暮らしに生かす知恵

たんすに眠らせておくから手放せない休眠中のもの。近藤流の簡単リメイクやリユースで、こんなにいろいろな使い道が。今すぐ実践して、とことん使い尽くしましょう！

風呂敷＋腰ひもで即席エプロン

風呂敷もゆうゆう世代がため込みがちなアイテム。
　
「風呂敷はエプロンになるんですよ。用意するのは腰ひもなど長めのひものみ。風呂敷の端を2、3回折って、腰にあて、上からひもを巻いて結ぶだけ。友人や子ども家族が訪れて料理を手伝ってくれるときなど、その場で作れる風呂敷エプロンは重宝。お正月に着物を着て台所仕事をするときにもおすすめ」

風呂敷は大きめのものがよい。好みの色柄で洋服とのコーディネートを楽しめる。友人を招いてのホームパーティでも大活躍。

着古したタンクトップをリメイク。湿気がこもらず食材入れに最適

60代になると、二の腕を出して外を歩く勇気はない」と笑う近藤さん。出番のないタンクトップは、食材を入れる袋にリメイク。

「手縫いで簡単に作れます。タンクトップを裏返して、前身頃と後ろ身頃の裾をザクザク縫い合わせるだけ。縫うのが面倒なら裾を輪ゴムで縛ってもOK。表に返せば完成。布だから通気性がよく、根菜などの保存袋に最適」

裾を縫うとレジ袋のような形に変身。「野菜を入れたままフックにかけられるし、袋ごと冷蔵庫に入れてもOK。汚れたら洗濯もできる」

上質ニットの毛玉はスポンジの粗い面で優しくなでる

買いだめした食器洗いスポンジは、「毛玉取りに最適です」と近藤さん。カシミアのセーターに細かい毛玉ができ、外に着ていけない、でももったいなくて捨てられない。そんなとき、スポンジでセーターを生き返らせることができるという。

「カシミアなどデリケートな素材は、へたに毛玉を取ろうとすると繊維を傷めてしまうので要注意。スポンジなら繊維に優しく触れられる。目の粗いザラザラ面で、表面をなでるようにすると毛玉が取れます」

スポンジは研磨粒子の入っていないものを使用すること。「力を入れずに、上から下へ、かる～くなでるように繊維をほぐすのがコツ」

撮影／ワタナベミカ
取材・文／村瀬素子

※この記事は「ゆうゆう」2025年6月号（主婦の友社）の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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