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50歳を目前に、社長秘書を辞めて結婚相談所を開設。自身の結婚を機に新しい世界へ 【50代の仕事始め#5前編】

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これからの仕事について、どうしようかと考えたことがありませんか? やりたい仕事の見つけ方などヒントがいっぱいの「50代の仕事始め」。今回お話をうかがったのは、28年間勤めたメーカーの社長秘書から、結婚相談所を開設した荻村安子さんです。

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Profile
荻村安子さん(51歳)
結婚相談所運営、コーチング業。短大卒業後、メーカーの秘書課に配属。流れに任せ仕事を楽しむうちに40代で管理職に。キャリアについて悩んでいたころ、ご主人と出会い、とんとん拍子に1年で結婚。退職を決意し、個人で結婚相談所を開くことに。顧客や周りの人の幸せのお手伝いをしたいという気持ちが高まり、「コーチング×心理学×引寄せ」を組合わせたオリジナルのオンライン講座を開講したのちに、現在は「コーチング」に特化した幸せ実現サポートコーチとしての事業も行っている。
【40代からの結婚相談所】:https://ansiyell.com/
【幸せ実現サポートコーチング ブログ】:https://ameblo.jp/ansiyell/

大人同士の結婚ってこんなに楽しいんだ!?

荻村さんがご主人と結婚したのは45歳のとき。8歳上の、シングルファザーでした。

アットホームな料理屋さんでたまたま居合わせた男性となぜか気が合い、交際に発展したのだそう。最初はお互い結婚を意識することもなく、ただ楽しい時間を過ごしていたそうですが、半年ほどして、荻村さんがご主人に気持ちをぶつけてみたのだそう。

「なんとなく自分が最優先されていないように感じて寂しくて、そのまま色々聞いてみたんです。当時夫は仕事内容が変わったばかりで頭がいっぱいで、そのせいだったりしたのですが……」
そこで交際は一旦休止。
それでも何カ月かして、ご主人のほうからコンタクトがあったのだとか。

「私の実家がお蕎麦屋さんなので、年末に思い出してくれたみたいです(笑)。
『もう一回チャンスをくれないか?』と言われて、ものすごく迷いましたが、そこからのお付き合いは夫も人が変わったように私に向き合い、本音で言い合える仲になって」
改めてお互いが結婚を意識するようになったそう。

「それまでは今更誰かと生活出来るのか、結婚生活がうまくいくのかいろいろ不安に思っていましたが、蓋を開けてみたら、大人同士の結婚っていろいろ楽しいじゃん!と実感」
と、今の暮らしを心から満喫している様子です。

仕事に没頭しながら40代に、そして管理職

50歳を目前に、社長秘書を辞めて結婚相談所を開設。自身の結婚を機に新しい世界へ 【50代の仕事始め#5前編】(画像3)

入社6年目に同期と(写真右が荻村さん)。

「私たちの世代だと、学校を出て数年働いたら結婚退職というのがお決まりのコースだったんですよね。私もいずれ寿退職するだろうなと思いながら、慣れない秘書業務に苦労しつつも同期や友人とよくお酒を飲みに行ったり独身OL時代を過ごしていたら、あっという間に30代、そして40代になり、なんとそんな私が管理職に」

一般社員でプレイヤーとしての経験は十分に積んできた荻村さんでしたが、管理職となり、このポジションは自分には向いていないのではないか?定年までこの仕事を続けるのか?体力的にはどうだ?と、40代は悩みの多い時代でした。

「そんなときに夫と出会って。結婚してからも仕事は続けていたんですが、ちょうど子宮筋腫の手術をすることになったのをきっかけに、退職が頭をよぎるようになりました。

会社員には定年があるけど、自分は細く長く、ずっと続けられる仕事を今からしていこうと思ったんです。

結婚したことで、一人じゃない、という経済的な安心感もありましたし、何より、私のことをこんなに愛してくれている人がいる、ということが、自信につながったんですね」

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