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定年のない仕事をしたい。好きな時間に好きな場所で働けたら… 選んだのは個人開業の道【50代の仕事始め#5後編】

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これからの仕事について、どうしようかと考えたことがありませんか? やりたい仕事の見つけ方などヒントがいっぱいの「50代の仕事始め」。今回お話をうかがったのは、28年間勤めたメーカーの社長秘書から、結婚相談所を開設した荻村安子さん。後編では、「コーチング」や心理学も学び、夢に向かって挑戦中です。

▼前回はこちら▼

50歳を目前に、社長秘書を辞めて、結婚相談所を開設。自身の結婚を機に新しい世界へ 【50代の仕事始め#5前編】

結婚に関わる仕事がしたい!

キャリアに悩み、手術を控え、先々定年のない仕事をしていきたい。できれば自分の好きな時間に好きな場所で働くことができたら……。

退職後しばらくは、ご主人との暮らしを楽しみながら、次にどんな仕事をしようかと考えを巡らせる日々。
そんなある日、ふと思ったのは「やっぱり結婚に関係する仕事がしたい」ということだったそう。

「自分は40代半ばで結婚して、人生が豊かに変わりました。
仕事に邁進する人生も素晴らしいということはわかっていますが、そこにパートナーがいることで、もっと楽しくなるかもしれないよ、ということをおすすめする仕事をしよう、と思ったんです」

といっても、どうやって開業すれば良いのか? 情報を探すうちに、大手結婚相談所への転職も考えたそうですが、もう組織での仕事は充分やったと、やはり個人での開業を選びました。

「小規模で、クライアントに寄り添える相談所がしたいなと。まずは自分のクライアントが多くのお相手と出会えるように、結婚相談所連盟に加盟しました」

そこで研修を受けて、結婚相談カウンセラーの資格をとり、さらに開業と同時に「コーチング」も学び始めたのだそうです。

定年のない仕事をしたい。好きな時間に好きな場所で働けたら… 選んだのは個人開業の道【50代の仕事始め#5後編】(画像2)

休日はご主人と一緒に料理をしたりゴルフに行ったりの仲良しぶり。

より良いアドバイスのためにさらなる資格を

荻村さんが、クライアントに寄り添うために学んだ「コーチング」とは何でしょう?
「コーチングは、対話しながら相手の考えていることや行動を引き出すコミュニケーション技法のことなんです。

結婚相談でいうと、会員の方の内面にある希望を整理したり、それによって結婚という目標達成をお手伝いする、ということでしょうか。

異性とのお付き合いが苦手な方が、だんだん変化してきて交際に進む確率が上がってきたり、成婚となった時には、幸せのお手伝いが出来た事にやりがいや喜びを感じます」

そして、このコーチング技術に磨きをかけるため、次にとった資格が、日本メンタルヘルス協会の基礎心理カウンセラーのライセンス。

続けて、心に強く思い描くことで欲しいものを引き寄せると言われる「引き寄せの法則、予祝(前もってお祝いすること)」の講師資格も取得しました。

「仕事に活かせるのはもちろんですが、コーチングを学んだことで、自分も人として成長しているのを感じます。人の目を気にせずありのままの自分で自然体でいられるようになり、より人生が楽になりました」

定年のない仕事をしたい。好きな時間に好きな場所で働けたら… 選んだのは個人開業の道【50代の仕事始め#5後編】(画像3)

秘書時代の凛々しいスーツ姿。今につながる貴重な職務経験です。

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