「手放す」ことで得た心の余裕。本田葉子さんが67歳から始めた小さな暮らし方
「やめたこと」は何ですか?
人間関係の縮小も意識しておつき合いは無理のない範囲に
「個人でもグループでも、気持ちの負担になるようなおつき合いは『もういいかな……』と思うようになりました。気まずさやさびしさはあるけれど、身も心も軽やかでいたい。お中元やお歳暮も卒業しました」
「手放したもの」は何ですか?
手縫いのワンピース作りに熱中!増えた分だけ出番の減った服は処分しました
「インスタで見た手作りワンピースが素敵で」と、挑戦。
手持ちのワンピースで型を取り、手縫いで仕上げるというもの。
「全部で3着も縫ってしまったので、2年着なかったワンピースを処分。洋服はクローゼット部屋からあふれないようにしています」
手放しづらかった子どもたちの思い出の品。思い入れのあるものをひとつずつ残して
広さが半分以下になった現在の住まい。
「思い出系のものは捨てづらかったけれど、もういい!と思い切ったら気持ちがすっきり。
長女の小学生のときの絵と、長男が幼稚園で作った木工作品だけは残して飾っています」
5枚組のお皿は「解体」して1枚だけに。でも、どうしても捨てられないものもアリ
ひとり暮らしを機に食器も以前の半分の量に。5枚セットの食器は1枚を基本にしたが、割れたときを考えて2枚残したものも。
食器棚の中はよく使うものだけになったが「漆のお椀や重箱は使わないのに残留。そのうち……ということに」。
▼後編では、「不便も不安もあるけれど自由がいっぱい!」という今の暮らしについてうかがいました。▼
▼あわせて読みたい▼
>>【60歳を前に決断】香川から東京へ!ひとり暮らしを楽しむ「小さい暮らし」の秘訣【広瀬裕子さん】 >>69歳、郊外の団地暮らしの今「やめた」夜の習慣とは?シンプルでおしゃれなお宅も拝見【重松久惠さん】撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子
※この記事は「ゆうゆう」2025年3月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
