【足連載/第1歩】足のトラブルは全身に影響!健康寿命を延ばすために知っておきたい足育の基本
“足が変われば、人生が変わる”!
今日から始まる全12回の連載では、一生自分の足で歩くための秘訣を専門家とともにくわしく解説していきます。
冷え・むくみなど身近な悩みから、健康寿命を延ばすために欠かせない正しい歩き方まで、実践できるノウハウを毎月お届け。
今からケアを始めれば、足は必ず応えてくれます。
そして、その一歩があなたの未来を“もっと元気に、もっと自由に” 変えていくはずです!
あなたはどのタイプ? 足のトラブル4分類
“足の健康は全身の健康に直結する”という事実に迫るべく、この方にお話を伺いました。
「自分の足で歩き続けるということを、もっと多くの人が目標にしていくべきです」
そう強く訴えるのは皮膚科医・高山かおる先生。
こう続けます。
「歩けなくなると生活の質(QOL)はどうしても低下してしまいます。足の小さなトラブルも、姿勢や歩き方に影響し、やがて腰や膝の痛み、転倒など全身の不調につながることがあります」
だからこそ、日ごろから足をチェックしておくことが大切なのです。
高山先生は長年の臨床経験から、足のトラブルを4タイプに分けています。
▶「ナヨナヨ」タイプ:外反母趾を伴いやすい
▶「ドスドス」タイプ:小指にタコができやすい
▶「カチカチ」タイプ:歩行がぎこちない
▶「ペタペタ」タイプ:筋力が弱くかかとがしっかり付かない
「もちろん左右でタイプが違う人もいますし、混ざっている人もいます。自分のタイプを知ることが、足の状態を理解する第一歩になります」
今すぐ見てみて! 足裏セルフチェック
「まずは自分の足裏をチェックしてください。硬くなっているところはタコ。タコや魚の目は、歩き方が偏ってできるもの。爪が白く濁っていたり、厚くなっていたら、それらはすべて異常なんです」
毎日の観察で、トラブルを早期に発見できます。まずは自分の足に目を向けることからはじめましょう。
各4タイプの対策は次回くわしくお伝えしますので、今日はひとまず足の基礎知識を押さえましょう。
