【藤原美智子さん】の「大人メイク術」50代以上はどのくらい流行を取り入れれば正解?
3年前にヘア&メイクアップアーティストを電撃引退した藤原美智子さん。潔い決断の理由、大人女性の美について思うこと、藤原さんが実践している「美と健康」のための日々の習慣などをご紹介します。今回は「今どきの大人メイク」についてです。
プロフィール
藤原美智子さん
ふじわら・みちこ●多くの雑誌や広告撮影のヘアメイクとして活躍後、2022年に引退。
現在はビューティ・ライフスタイルデザイナーとして執筆、化粧品関連のアドバイザーなど幅広く活躍中。
「MICHIKO.LIFE」ではプロデューサーを務める。
今どき大人メイク。私の結論
藤原さんには「年齢を重ねるたびに、メイクの流行と定番の比率を変える」という持論がある。
「大人がやみくもに流行を取り入れると品がなくなり、逆に年齢が目立つことになります。40代ならば流行は4割、自分らしさを表す定番を6割に。50代なら流行3割、定番7割、60代は流行2割、定番8割と、比率を変えてみることをおすすめします」
メイクを上手に仕上げるための基本ルールはたったの3つだとか。
「まずは鏡。大きな鏡と手鏡の両方を使い分け、顔は鏡に対して常に正面を向きます。そして、左右のメイクの濃さを均一に仕上げるため、光は顔の正面から受ける場所でしてください。最後に力加減。緊張をほぐし、力まずメイクするだけでも、自然で透明感ある仕上がりになりますよ」
ベースにツヤのひとさし
ハイライターを使うと、大人肌にも自然なツヤが出ていきいきとした印象になります。使うのは下まぶたの目尻側。笑うとシワができるあたりです。中指の腹全体でポンポンと2回軽くつけ、それを目尻のあたりにポンポンとのせるだけ。ハイライターはスティックタイプがおすすめです。
今っぽさは赤みチークで
大人肌をいきいきと見せるなら、血色を補う赤み系チークが正解。ポイントは大きく、丸い形状のチークブラシを使うこと。チーク表面にブラシを垂直に当て、軽く2回トントンとつけ、ティッシュの上で2回トントンとして粉をブラシの間へ。黒目の真下と小鼻の横を結んだ、笑うとポッコリ盛り上がる部分を起点に、斜め上へ短くスッスッと塗ります。
若い頃のふっくら唇は再現できる
年を重ねると薄くなる唇ですが、リップペンシルを使うと、若い頃の立体感のある唇を再現できます。色はベージュピンクなど肌に近い影色になる色を。ポイントは唇の赤い色素の輪郭ではなく本来の輪郭どおりに描くこと。斜め上から光を当て、下唇中央の下にできる影と光の境目が本来の輪郭の底辺。そこから口角へとなだらかに結び、描きます。
