健康ウォーキングの秘訣!50代から始める【正しい歩き方】と役立つ応急ケア法
心や体の健康に、さまざまな効果が期待されるウォーキング。しかし自己流で行うと、ケガをしたり、体調を崩したりしてしまう可能性も。雑誌「ゆうゆう」のモデル・ゆうゆうフレンドと一緒に、改めて健康につながる「正しい歩き方」や「応急処置ストレッチ」を覚えましょう。
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>>【50代からのウォーキング】つまずかず、痛くなりにくい歩き方のコツを徹底解説
教えていただいたのは
荻野秀一郎さん 作業療法士
おぎの・しゅういちろう●2012年よりリハビリ業務に従事。
2020年、高齢者の体に合った運動や予防知識を提供し、健康を支える「認知症と転倒予防教室フラミンゴ」を開業。
対面指導に加え、YouTubeなどを通じても高齢者支援を行っている。
著書に『1日15分 健康ウォーキング』(高橋書店)他。
YouTube「フラミンゴの介護予防チャンネル」
自宅で無理なく継続できる運動動画を配信するYouTubeチャンネルは、登録者数26万人。介護予防ジャンルで1位となり、なかでもおうちウォーキングは100万回以上再生され人気。
【LESSON】痛みを感じたらやってみよう!「応急処置ストレッチ」
ウォーキング中の突然の痛みにもあわてないで。適切なストレッチを行えば、痛みがやわらぎます。症状が頻発するようなら、オーバーワークの可能性あり。歩く距離を見直しましょう。
痛みは体からのサイン。無理せずケアを行って
ウォーキング中に足がつったり、体に痛みを感じたりしたときは、ストレッチで応急処置を。
「疲れによる一時的な症状なら、ストレッチで筋肉の柔軟性を回復させることで血流が促進。痛みが改善する場合があります。ただし、翌日になっても痛みが残っているようなら、体が悲鳴を上げている証拠。痛みが引くまでウォーキングを止め、歩行距離を見直してみましょう」
足がつったとき
腰・股関節が痛いとき
足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に添えて大きく円を描くように腰をゆっくり回す。「左右1回ずつ行ったあと、股関節の違和感が軽くなっているか確認を。違和感が残る場合は、無理に歩かず、安静に過ごすことが大切です」
足の裏が痛いとき
タオルを結んで結び目をつくり、床に置く。「土踏まずで結び目を踏み、体重を乗せたまま足を前後に動かします。指のつけ根からかかとまで、まんべんなく結び目で足裏を刺激しましょう。5往復したら反対側も同様に」
