健康ウォーキングの秘訣!50代から始める【正しい歩き方】と役立つ応急ケア法
一生元気に歩き続けるための【健康ウォーキング5カ条】
「一日何歩歩けばいいの?」「歩く時間帯は?」 ケガや事故を防ぎながら、安心・安全にウォーキングを続けるための5つのポイントをご紹介します。
①1日5900歩を目安に自分に合った歩数でOK
よく耳にする「1日1万歩」説。しかし最近の研究では、より少ない歩数で十分な健康効果が得られるという結果が出ているそう。「厚生労働省の基準では、シニア女性の目標値は5900歩。もし疲れが翌日に残るようなら歩数を減らしてOK。自分に合った歩数を探しましょう」
②歩く時間は朝が理想。必ず朝食をとってから
朝日を浴びながら行うウォーキングには、体内時計を整え、睡眠の質を高める効果が。「出発の1時間前には朝食を済ませましょう。食事を抜くと体は筋肉を分解しエネルギーをつくり出そうとするため、筋肉の維持や増加には逆効果。ウォーキングと食事はセットで考えてくださいね」
③両手は常に使える状態にして歩く
ウォーキング時には、スマホやタオル、水分などのほか、万が一の事態に備えて保険証も持ち歩くと安心。「飲み物やスマホはつい手に持ったまま歩きがちですが、必ずリュックやバッグの中へ入れてください。両手を常に使える状態にしておけば、転倒時のケガのリスクが減らせます」
④ケガや事故の予防に慣れた道を選ぶ
「ウォーキングのコースは、普段から歩きなれた道の中でも交通量が少なく、歩道が整備された平坦な道を選びましょう。トイレや自動販売機の場所などを把握しておくと、より安心です」。5000歩ほど歩いても余裕があるようなら、階段など負荷のかかる道に挑戦するのも◎。
⑤雨や風が強い日は無理せずおうちウォーキング
雨や風の強い日や、路面が凍っている日はケガのリスクが高まるため、無理な外出は禁物。「家の中で足踏みをするだけでも血行の促進や代謝の向上につながります。足音が気になる場合は、ヨガマットを敷いて行いましょう」
レッスンを終えて
【永村さん】ウォーミングアップの大切さを再確認
「10年近くウォーキングを続けていますが、おざなりになっていたウォーミングアップやクールダウンの大切さを再確認。つまずきもウォーミングアップのストレッチで解消できると知ったので、今後は欠かさず行いたいと思います」
【笠原さん】正しい歩き方で体の不調も改善できたら
「長年のデスクワークの影響で肩こりがひどく、体が硬いという自覚はあったのですが、まさか歩き方にも影響していたとはびっくりです。今回、正しい歩き方を意識しただけで歩くのがラクになったので、続けていきたいですね」
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撮影/柴田和宣(主婦の友社)
モデル/笠原淳子、永村 香(ともにゆうゆうフレンド)
※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
