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【79歳・中尾ミエさん×43歳・村上信五さん】芸能界の上下関係から、ハラスメント認定されやすいご時世まで赤裸々トーク!

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ゆうゆう編集部

礼儀作法も着物の着方もすべて先輩から教わった

ミエ あなたの事務所って、みんな上下関係に慣れているよね。

村上 慣れてます。

ミエ ちゃんと礼儀正しくて、いい子ばかり。

村上 それはめっちゃ怒られましたからね。先輩への礼儀は欠かしてはならないって。

ミエ アイドルだけど、しっかり教育されているなと思いました。

村上 挨拶はいちばん大事やと思うんです、年齢問わず。ミエさんは僕くらいの年の頃、先輩に対してどういう感じだったんですか?

ミエ 私は年上の人が好きだったから、みんなが怖いと言っていた淡谷のり子さんや越路吹雪さん、男性だと森繁久彌さんや先代の尾上松綠さんなど、大先輩たちにかわいがられたのよ。

村上 年上の方といるほうが楽しかったんですか?

ミエ そうね。それに、一緒に舞台をやっていると勉強になることが多かった。森繁さんからは礼儀作法などをきちっと教わりました。昔は時代劇の舞台だと「着物は自分で着ろ」だったから芸者のお引きずりなんかも自分で着たし、着物のたたみ方も学んだし。化粧も芸のうちで「自分でやれ」だったから、役に合わせて自分で顔作りができるようになったしね。

村上 ええ~。そういうのって僕ら世代はないですもん。

ミエ 昔はヘアメイクさんなんていなかったから、自分でやらざるを得なかったのよ。でも、それも今になればいい経験をさせてもらったなと思います。こうやって次の世代に伝えていけるから。

村上 僕はまだ20歳そこそこのとき、「はぐれ刑事純情派」というドラマで藤田まことさんと共演させていただきました。監督は「新人やから元気よく」と言うけれど、藤田さんから「村上くん、このセリフはそんな大きな声で言うたらあかん。聞かれちゃいけない話だから」とアドバイスをいただいたりして。口やかましく「ああしろ、こうしろ」と言うわけではなく、さらっと言っていただいたことがいまだに記憶に残っています。

ミエ そういうのってちゃんと腑に落ちて、自分の中に残るよね。

村上 はい。先輩が言葉で伝えてくれたことは意識として残りますし、身につきますね。

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