【79歳・中尾ミエさん×43歳・村上信五さん】芸能界の上下関係から、ハラスメント認定されやすいご時世まで赤裸々トーク!
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ゆうゆう編集部
「今の若い子は」と嘆く前に私たち先輩が伝えていかなきゃ
ミエ 本来は先輩が伝えていかなきゃいけないのよ。それは芸能界に限ったことじゃない。よく「今の若い子は」って言うけれど、若い子の言動が目に余るのは先輩がちゃんと伝えていないからよね。若い子が知らないのはしょうがない、経験していないんだから。それを我々がちゃんと教えていかなきゃ。「嫌われたくない」とか言って、ちゃんと伝えていないんだから、我々の責任だと思う。
村上 それ、大納得です。伝え方も大事ですよね。ハラスメント認定されがちな時代を鑑みて、経験値のある大人がどう伝えるか。
ミエ ハラスメントだの何だのって冗談じゃないよね。言うべきことは言わないと。だから私は最近、「これハラスメントかしら?」って言っているわよ。
村上 わかります! 僕も後輩に注意したりするときは先に言いますよ、「俺は今からハラスメントするぞ」って。
ミエ あまりに気を使った会話だと相手に響かないし、向こうも聞き流しちゃう。そもそも根底に愛情があればわかると思うのよ。
村上 状況と言葉とトーンでわかりますよね。
ミエ そうそう。だから多少嫌がられても伝えていかなきゃね。
失敗を学びに変えれば成長できるチャンスに
村上 逆に、ミエさんが若い世代に期待することって何ですか?
ミエ 「苦労しろ」だよ。経験して、苦労して、つらい思いをしたほうが、それを乗り越えたら自信になるし、知恵になるし。私がよく言うのは「汗かけ、恥かけ、金かけて」。恥をかくことがいちばんの勉強だから、それを怖がっちゃダメ。
村上 1回しっかり恥をかいたほうがいいってことですね。
ミエ 若いうちはいくらでも取り返せるから、恥かけ、失敗しろ!
村上 でも、ミエさんはそんなに恥をかいたり失敗したりしてきたようには思えないんですけど……。
ミエ そんなことないよ。恥をかいても「あ、すいませ~ん」ってやってきました。先輩だって若者に完璧なんて望んでいないんだから、「失敗しました」と素直に言ったほうが、「しょうがねえな」って逆に目をかけてくれるわよ。
村上 たしかに。僕たちは楽器も演奏しますけど、一回たりとも「完璧にできた」なんて思ったことはないですから。「しまった、ミスした。次はやらんように気をつけよう」、その繰り返しです。
ミエ それでいいのよ。失敗して学んだことは自分の中に残るし、成長できるチャンスだから。
【後編に続く】
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撮影/山田崇博
スタイリング/松田綾子(オフィス・ドゥーエ 中尾ミエさん分)、袴田能生(村上信五さん分)
ヘア&メイク/杉村 修(中尾ミエさん分)、中嶋竜司(村上信五さん分)
取材・文/本木頼子
※この記事は「ゆうゆう」2026年2月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
