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足の冷え、O脚、靴トラブルなど“足のお悩みあるある”に専門家が答えます【足連載/第5歩】

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ゆうゆうtime編集部

「我慢して履く」はもう卒業!足にやさしい靴習慣

「合わない靴を我慢して履き続けると、どんな影響があるのでしょう?」という質問に、日本に37人しかいないマスターオブシューフィッティング(最上級シューフィッター)の資格を持つ林美樹さんから回答いただきました。

「合わない靴を履くと、短期間でも靴ずれやタコ、ウオノメができやすくなります。長期間続くと、足の形そのものが変化し、爪が変形したり、歩き方が崩れて膝や腰の負担になります。痛みを我慢せず、早めに見直すことが大切です」

「ヒールを履くと必ず靴ずれします。注意点は?」という質問には、
「ヒールを履いたときの靴ずれは、歩行のたびにかかとが浮いて抜け、繰り返し擦れてしまうことが主な原因です。そのため、まず靴のサイズが合っているかどうかに加え、かかとのカーブや深さが自分の足に合っているかを確認することが重要です。かかとが浅い靴や、硬すぎる、または柔らかすぎる素材は、足が抜けやすく、靴ずれを起こしやすくなります」

「また“靴の中で足の指がしっかり伸びていること”“幅にゆるみがなくぴったりしているか”も確認しましょう。対策としては、かかとがしっかりホールドされるデザイン(かかとが深めでしっかりした作りのもの)を選ぶことが基本です。また、ヒールが高すぎると体重が前方に移動し、結果的にかかとが浮きやすくなるため、無理のないヒール高を選ぶことも大切です。必要に応じて、ジェル状のすべり止めなどのパッドでフィット感を調整すると、靴ずれの予防につながります」

さらには、「甲が高く、スニーカーでも痛くなります」というお悩みも。
「紐の締め方を調整し、甲の部分の圧迫を減らす工夫が有効です。また紐の一番手前(足首側)を強く締めすぎないようにしましょう。靴の素材や形によっても当たり方は変わるため、甲に余裕のある設計の靴を選びましょう」

「以前は合っていた靴が合わなくなりました。扁平足は治せますか?」との質問には、
「足の形そのものを完全に元に戻すことは難しいですが、足裏の筋肉を使うことで、機能的なアーチを保つことは可能です。足指を動かす体操を日常的に行い、足に合った靴選びを続けることが基本となります。あわせて、足のアーチをサポートするインソールを活用すると、歩行時の負担が分散され、アーチのつぶれを防ぎやすくなります。インソールは“矯正する”というよりも“足が本来の動きをしやすい環境を整える補助”として取り入れるのがおすすめです」

多くの方が一度は経験する靴のお悩みの助けになること間違いなしです。


次回、「外反母趾はどうすればいい?」「巻き爪は自分で治せる?」など、足のお悩み相談の続きをお楽しみに!

【今日からできる足ケア習慣】
足のお悩み、できる対策はたくさんあるのでやってみよう!

連載「足が変われば人生が変わる~一生自分の足で歩くために」一覧

監修者
高山 かおる

医師

足育研究会代表、皮膚科医。1995年に山形大学医学部を卒業後、東京医科歯科大学で医学博士を取得。足のトラブルの原因を追究し根本的な治療を目指すフットケア外来を開設し、患者の診療にあたるほか、歩行教室や装具外来も併設。テレビ出演や著書を通じて、正しい足のケアと健康な歩行の重要性を広く啓発してきた。2015年には「100歳まで自分の足で歩ける社会づくり」を目指し、一般社団法人足育研究会を設立。代表として、社会への足の健康啓発活動を積極的に展開している皮膚科専門医。

足育研究会代表、皮膚科医。1995年に山形大学医学部を卒業後、東京医科歯科大学で医学博士を取得。足のトラブルの原因を追究し根本的な治療を目指すフットケア外来を開設し、患者の診療にあたるほか、歩行教室や装具外来も併設。テレビ出演や著書を通じて、正しい足のケアと健康な歩行の重要性を広く啓発してきた。2015年には「100歳まで自分の足で歩ける社会づくり」を目指し、一般社団法人足育研究会を設立。代表として、社会への足の健康啓発活動を積極的に展開している皮膚科専門医。

監修者
金森 慎悟

理学療法士

M&F株式会社 代表取締役社長 、理学療法士。日本大学文理学部体育学科卒業後、臨床福祉専門学校理学療法学科で理学療法士資格取得。フィットネスクラブでのパーソナルトレーニング、整骨院、病院などでリハビリテーションを行う。大学まで陸上競技をしていた経験を活かし、アスリートケアやトレーニング指導も行う。2016年にM&F株式会社を設立。地域の健康維持・増進の事業や、自費での訪問サービスを提供している。

M&F株式会社 代表取締役社長 、理学療法士。日本大学文理学部体育学科卒業後、臨床福祉専門学校理学療法学科で理学療法士資格取得。フィットネスクラブでのパーソナルトレーニング、整骨院、病院などでリハビリテーションを行う。大学まで陸上競技をしていた経験を活かし、アスリートケアやトレーニング指導も行う。2016年にM&F株式会社を設立。地域の健康維持・増進の事業や、自費での訪問サービスを提供している。

監修者
林 美樹

最上級(マスター)シューフィッター

足と靴のコンサルティング「シューズアテンド」代表、最上級(マスター)シューフィッター、健康ウォーキング指導士。1986年横浜そごう入社以来売り場マネージャー、店舗バイヤーを歴任後、婦人靴売場専門職。その後シューフィッターを取得。2022年最高グレードのマスターオブシューフィッティング(最上級シューフィッター)取得。2024年には足と靴のコンサルティング「シューズアテンド」を立ち上げ、靴選びにお悩みの方への講演、相談会、同行サービスを行っている。百貨店勤務時代は2カ月先まで予約が埋まるほど人気。また足に合った靴は健康に好影響を与えることをテレビ、新聞などのメディアを通じて多くの方に伝えている。

足と靴のコンサルティング「シューズアテンド」代表、最上級(マスター)シューフィッター、健康ウォーキング指導士。1986年横浜そごう入社以来売り場マネージャー、店舗バイヤーを歴任後、婦人靴売場専門職。その後シューフィッターを取得。2022年最高グレードのマスターオブシューフィッティング(最上級シューフィッター)取得。2024年には足と靴のコンサルティング「シューズアテンド」を立ち上げ、靴選びにお悩みの方への講演、相談会、同行サービスを行っている。百貨店勤務時代は2カ月先まで予約が埋まるほど人気。また足に合った靴は健康に好影響を与えることをテレビ、新聞などのメディアを通じて多くの方に伝えている。

イラスト/草野かおる

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