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毎日を快適に過ごすために「朝イチでやるべきルーティン」陸上自衛隊の学校でも実践する方法とは?

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わび

一度折れた心は、もう強くなれない——そう思っていませんか。元幹部自衛官のわびさんは、自衛官時代にメンタルダウンを経験した当事者。そこから立て直し、いつしか「鋼メンタル」と呼ばれるまでに。心の強度を育てるために、日々欠かさず続けている習慣とは? 話題の新刊『元幹部自衛官が教える メンタルが壊れない23の習慣』(朝日新聞出版刊)から、第2回は、陸上自衛隊幹部候補生学校でも実践しているという、毎朝のルーティン!

▼第1回はコチラ▼

>>元自衛官「仕事中におかしくなりそのまま病院→休職」豆腐メンタルを鋼の心に育てる意外なルーティンの正体

「勝ち確」ルーティンで1日を始めよう

何事も「始まり」って大事ですよね。

人間関係では、第一印象がその後の関係に大きく影響してきますし、スポーツでも立ち上がりが好調なら、良い調子で試合を進めることができます。

また、アニメやゲームでもオープニングが良ければ、ワクワクした状態で本編に突入することができます。

同じように「1日」も始まりがとても大事です。

1日の始まりで気持ちの良いスタートを切れたら「なんだか今日いけそうな気がする」と前向きな心構えで過ごすことができます。

逆に、あまり良くない感じで始まってしまうと、なんかその日1日が上手くいかない気がしてきます。

戦国時代において8割超えという驚異的な勝率を誇る毛利元就も「1日の計は鶏鳴(けいめい)にあり」と語ったとされています。鶏鳴とは鶏の鳴き声のことで、鶏が鳴く朝を指す言葉です。1日を始めるにあたっては、朝イチの計画や行動が肝心であることを表しています。

だから、朝起きて一発目に気持ちよくスタートできるルーティンを確立できれば、ほぼ勝ち確だと思っています。

1日の始まりのルーティンにはいろいろあると思いますが、私が勝ち確ルーティンとしておすすめするのは「朝一番にカーテンと窓を全開にする」です。

メンタルケア系の本ではお馴染みの方法ですが、それゆえに効果も抜群で私もルーティンとして取り入れています。

メンタルケア系の本によると、期待できる効果は以下の通り。

①目が覚める
朝に太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンが抑制されて、スッキリと目が覚めるとのこと

②やる気が出る
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンがストレスを抑え、楽しい気分にさせてくれるとのこと

このように素晴らしい効果を期待できるのですが、私は「朝一番にカーテンと窓を全開にする」というルーティンをこれらの効果を知る前からやっていました。

実は、久留米市の前川原駐屯地にある陸上自衛隊幹部候補生学校で半ば強制的に取り入れていたんです。

ご存じの方は多いと思いますが、陸上自衛隊の学校の朝は6時にラッパが鳴ることから始まります。

そして、一気にやる気をレッドゾーンにぶち込んで、フルスロットルで着替えとベッドメイキングを済ませて、源義経ばりの鵯越(ひよどりごえ)の逆落としのように階段を駆け下り、点呼のために隊舎前に整列します。これを3分弱という短い時間でやり遂げなければならないのです。

1秒の時間でも惜しいのに、窓際のベッドの人は、カーテンと窓を全開にして外に向かって「おはよう」と叫ぶという栄えある任務が与えられます。私は入校期間中ずっとこの任務に従事していました。

当初はこの任務を苦痛に感じていましたが、数週間もすると、カーテンを開けた瞬間に差し込む陽光、窓を開けて1拍ほど空けたのちに吹き込む風、そして、世界に向かってその日の始まりを告げる自分に気持ちよさを感じるようになりました。

おそらく厳しい日々を生き抜くことができたのは、朝起きてカーテンと窓を全開にするというルーティンのおかげだと思います。今になって、流石(さすが)はメンタルケア本の定番ネタだなと感じています。

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