毎日を快適に過ごすために「朝イチでやるべきルーティン」陸上自衛隊の学校でも実践する方法とは?
離れてみて気づいた、ルーティンの力
でも、幹部候補生学校を卒業してから、しばらくの間はこのルーティンから離れていました。その間にメンタルダウンして、いっときは仕事どころか日常生活もままならないほどに心身が弱ってしまいました。毎朝、朝日と風を感じるひと時があれば、少しは違う未来になっていたかもしれないと思うこともあります。
その後、メンタルが回復して朝起きるのが苦痛でなくなった頃から、朝一番でカーテンと窓を全開にするというルーティンをしています。そのおかげもあってか、現在はわりとハードな仕事をしているけれど、朝起きてカーテンと窓を開け、陽光と風を全身に受けると「今日もやってやるか……!」と前向きなスタートを切れるようになっています。
雨が降ってたり、どんよりと曇っている空だと効果は半減するかもしれませんが、日本の空は5〜6割は晴れているので、ルーティン化する価値は十分にあると思います。また、何より朝日と風の恩恵は無料なので、これを使わない手はないです。 また、朝が苦手という人は自動でカーテンを開けるアイテムもあるので、アイテムに頼ってみるのもいいでしょう。陽の光を浴びたら、身体と頭が覚めて、窓を開けるという次の行動に移りやすくなると思います。
最初のうちは面倒に感じることですが、習慣化するといつも前向きに過ごすことができる「基本にして奥義」的なルーティンです。
なるべく早い段階で、自分の1日の始まりに取り入れて、快適な毎日をお過ごしくださいね。
精神科医 Tomy先生が検証!
はい、このアイデア、実は私も診察でよく使っています。人間の体にはサーカディアン・リズムというものがあります。簡単に言うと体内時計の話です。ちゃんと24時間周期で朝活動して、夜眠くなるように調整されているんですね。
このサーカディアン・リズムを整えるためには、実は日光が有効なのです。朝起きたあとしっかり朝日を浴びる。これによって一日のリズムが整います。そして規則正しい生活に結びつきます。また日光を浴びることは、うつ病にも有効であるとされています。うつ病の治療の一つに「光線療法」というのがありまして、日光やそれに似た光を浴びることによって、うつ病を改善させるものです。
この光線療法は、睡眠のリズムが乱れた人にも用いることがあります。たとえば時差ボケというのは、長距離の移動によってサーカディアン・リズムと昼夜のリズムが狂うことから生じるとされています。現地の生活を続けることによって、少しずつ治っていきますが、あまりに重症である場合は、この光線療法を用いて治すことがあります。そこまで行かなくても、生活リズムを整えて快適に暮らすには、日光を浴びるのはとても重要ですね。
この記事は『元幹部自衛官が教える メンタルが壊れない23の習慣』(わび著/精神科医 Tomy監修/朝日新聞出版刊)をウェブ記事用に再編集したものです。
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精神科医
精神保険指定医、日本精神神経学会専門医。Xのフォロワー数は39万人を超える。テレビやラジオなど、マスコミにも多数出演。『精神科医Tomy が教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』に始まる「1秒シリーズ」が、36万部突破のベストセラーとなる。その他にも『精神科医Tomy が教える 心の執着の手放し方』『精神科医Tomy の気にしない力』『「内向的な人」の幸福戦略』『精神科医Tomy が教える50代を上手に生きる言葉』など多数の著書がある。
精神保険指定医、日本精神神経学会専門医。Xのフォロワー数は39万人を超える。テレビやラジオなど、マスコミにも多数出演。『精神科医Tomy が教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』に始まる「1秒シリーズ」が、36万部突破のベストセラーとなる。その他にも『精神科医Tomy が教える 心の執着の手放し方』『精神科医Tomy の気にしない力』『「内向的な人」の幸福戦略』『精神科医Tomy が教える50代を上手に生きる言葉』など多数の著書がある。
元幹部自衛官が教える メンタルが壊れない23の習慣
わび著、精神科医 Tomy監修
朝日新聞出版刊
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