ラーメン1000円の時代に、私が選んだ食の楽しみ方【中道あんさん流】
「人生100年時代」なんて言うけれど、50代なんてまだ半分! でも、5年後、10年後を想像すると、ちょっと不安になることもありますよね。のんびり隠居なんて夢のまた夢なら、今のうちに“できること”を始めたい。トップブロガー中道あんさんが今回語るのは、「外食」について。最近、少し様子が変わってきたようです。
1,000円でお釣りがくることが珍しくなった
私は、自他ともに認める食いしん坊である。ところが最近、とくに夜に「おいしいものを食べに行こう」と気分が高まることが、ほとんどなくなった。それは節約したいからでも、食への興味が薄れたからでもない。外食の「意味」が、私の中で変わってきたのだと思う。
最近の物価高で食材の値段は上がっているし、ありとあらゆるものが値上がりしている。そのせいか、気軽に食べられるはずだったラーメン1杯が1,000円を超える店はざらになったし、大手定食屋チェーンだって、1,000円でお釣りがくることが珍しくなった。それでも、仕事の合間のランチは、ビジネスマンに交じって外食で済ますことは多い。
ただ、私も主婦歴は長いので、食材の相場は肌感覚で分かっている。どう計算してみたって、100円程度で作れそうなおかずの内容と手間だな、と思ってしまう。確かにごはんの量は多いけれど、このワンプレートに1,000円かぁ、と考えながら、もそもそと食べたこともある。
あるとき、人気カフェでランチとケーキを食べたら5,000円近く払った。キャッシュレスなので、お金が飛んでいく感覚は薄いのだけれど、カフェで5,000円は、相場が違うような気がしてならなかった。
デフレ時代は、家で料理する手間とコストを考えたら、外食でサクッと済ますほうが、メリットを感じられたから、外食を楽しめたけれど、ここ1年、外食に魅力をあまり感じなくなった。これは、自然と値段相応の価値を図るようになったんだと思う。
好きな食材はあえてたくさん買ったりする
これなら「家でのご馳走」を食べたほうが良くない?という脳内会議の結果が、食生活を少しずつ変えてきた。日本では、一人暮らしの人も年々増えていると感じる。私もそのうちのひとり。それを象徴するかのように、スーパーでは「ひとり分」のパッケージの売り場面積が広がっている。でも、それって割高なこともある。
私は、好きな食材はあえてたくさん買ったりする。例えば、輸入の生サーモンは大きな柵で買ってきて、1日目は「刺身」で。2日目は「ポキ丼」。3日目は「香草焼き」のような火を通す料理にして、数日かけて楽しむようにしている。
もともと、好きなものは毎日だって食べられる性分。葉物野菜の生サラダは、しっかり水分を切ってから冷蔵庫で保存すると、けっこう日持ちする。そのまま食べたり、付け合わせにしたり、みそ汁や入れたりと使い勝手はいい。誰に食べさせるわけでもないので、自分だけが満足できればいいのだから気楽なものである。
そして、冷蔵庫の在庫一掃セールではないけれど、「名もなき料理」が美味しかったときほど、喜ばしいことはない。そんなとき「私って天才ちゃうか」と勘違いしちゃうほど、幸せな気分に浸れる。
