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「女が東大なんて」にどう向き合った?【加藤登紀子】「母の“ガラスの天井”を、私が打ち破ったのかもしれない」

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ゆうゆうtime編集部

母親の「ガラスの天井」を娘が破る

加藤さんは東京大学に進学するのだけど、その要因は母親の「ガラスの天井」にあったという。高校時代の加藤さんは学生運動の影響から樺美智子(かんばみちこ)に思いを馳(は)せるようになり、あるときに進路についての高校の先生との面談で「東大に行きたい」と口にする。するとこんな会話になったという。

「お前は勉強を全然していない。成績は下がる一方だ。いまのお前では東大なんて無理だぞ」

「先生、高校生にはやるべきことがあるんです。高校生は受験生ではない。浪人してもいい。私は卒業してから受験生をやりますから」

それほど東大に進学したかったわけではなかったが、先生に見得(みえ)を切った分、後に引けなくなった。

「それを父親に言うと、『東大なんか女が行ってもろくなことはない』って言うんです。すると うちの母はカチンと来たんでしょうね。『そんなことないわよ!』って。それで私の東大進学が決まったわけです。そういう意味では母がぶつかっていた『ガラスの天井』を、私が代わりに打ち破ったのかもしれません」

Profile 鎌田實さん

かまた・みのる・医師・作家
1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。「地域包括ケア」の先駆けを作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。現在、諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長。チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援(JCF)。2004年からはイラクの4つの小児病院へ4億円を超える医療支援を実施、難民キャンプでの診察を続けている(JIM-NET)。東北はもとより全国各地の被災地に足を運び、多方面で精力的に活動中。べストセラー『がんばらない』他、著書多数。

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※この記事は『女の“変さ値”』鎌田實著(潮出版社刊)の内容をウェブ記事用に再編集したものです。

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