終の棲家は友人6人とシェア?【山田邦子さん】が老人ホームを見学して考え始めた住まいのこと
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志賀佳織
2020年に初めて演芸場の舞台に立ってから、山田邦子さんは今も演芸場での高座を大事にしている。24年には一般社団法人日本喜劇人協会の第11代会長にも就任。現在は、プロデューサー的な役割も果たしながら、どうやってお笑い界を盛り立てていけるかを常に考えている。医師からは「もう少し働き方を変えるように」と言われているそうだが、全力疾走は変わりそうにもない。
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山田邦子さん・タレント
やまだ・くにこ●1960年東京都生まれ。
川村短期大学在学中の80年、『笑ってる場合ですよ!』の「お笑い君こそスターだ!」に出場。中学以来の持ちネタであるバスガイドのネタを披露してチャンピオンになり、プロのお笑い芸人に。
バラエティ番組のみならず、女優としてドラマ、映画でも活躍、小説、エッセイも執筆するなどマルチな才能を発揮して、88~95年NHK「好きなタレント調査」で連続1位となる。
19年長唄杵勝会の名取として「杵屋勝之邦」を襲名。20年浅草演芸ホールの高座に上がる。22年、23年と続けて「М-1グランプリ」決勝戦の審査員を務め、24年には一般社団法人日本喜劇人協会の第11代会長に就任。
22年よりYou Tube「山田邦子 クニチャンネル」を配信中。
「300%働いています」
「もう少しゆとりを持って働いたほうがいいことはわかっているんですけど、今も来たオファーは断らないようにしているので、仕事を受けるか受けないかは、スケジュールが空いているか空いていないかだけなんです。ちょっと詰め込み過ぎですね。去年、事務所の経理の先生からも、『300%働いています』と言われました。だからか、あまり調子がよくない。バカですよね(笑)。でも、まだまだやったことのないことがあって、みんなすごく面白いんですよ。一つ仕事を受けたら、ただ行って帰ってくればいいというものじゃないから、勉強しなきゃなんないですよね。台本読んだり、人を集めたり。最近は年も取ってきたので、プロデュースというか、お金も集めないといけないんです。頭も下げに行くし、勉強のためには、おサルのパンチくんを見に市川市動植物園にも行きますし、片岡愛之助さん主演の新作歌舞伎の『流白浪燦星(ルパン三世)』も見に行きましたよ。得た情報やネタを全部使うわけじゃないんだけど、それが好きなんでしょうね、頭の中で財産になっていくから」
昔、演芸場は師匠がいないと出演できなかったのだそうだ。それが2020年、邦子さんは新宿末廣亭のステージに立つことを許された。以来、浅草演芸ホール、池袋演芸場、鈴本演芸場と、演芸場に出続けている。
「やっぱり『元祖・クラスの人気者』は、目の前にお客さんがいるのが基本なので(笑)、これはステータスとして、ネタが枯れないように出続けてやっています。いませんでした? こういう人。町内会に一人、クラスに一人、親戚に一人くらい。人が集まったら何かやらずにはいられない人。本当によく『黙ってろ』と言われましたよ(笑)」
この飾らない親しみやすさが、いつまでも多くの人に邦子さんが慕われる理由だ。そして来た仕事をすべて引き受けてしまう旺盛な好奇心と、「目の前の人を喜ばせたい」という生来のサービス精神が、その芸を磨く礎になっているのだろう。しかし、「300%」のまま、この先も走っていくのだろうか。
「整理しないとダメですよね。どこかで考え方を変えるときが来るんだと思います。でも、今年から新しい事務所に入っちゃいましたからね。今年は起業したり勝負に賭けるにはいい丙午だと聞くと、今年動かしてみようかなと、いろいろ計画中なんです。でも、それには健康でいなきゃダメなんです。だから、そこはまず大事にします」
