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終の棲家は友人6人とシェア?【山田邦子さん】が老人ホームを見学して考え始めた住まいのこと

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志賀佳織

終の棲家は友人たちとのシェアハウス?

栄養士の資格を持つ邦子さんは、太ってしまったことを気にかけて、自身でカロリー計算をして食生活を見直したところ、あっという間に20歳の頃の体重に戻せたのだという。血糖値が高めだと指摘を受けたこともありトライしたそうだが、苦労することなく、しかも健康的に体重を落とせた。

豆腐や魚、鶏の胸肉、卵の白身でたんぱく質を取り、玄米をよく噛んで食べる。朝はお湯をゆっくりと飲み、ブロッコリーなど緑黄色野菜をよく食べる。トマトは食べるなら冷凍か加熱をして。そうしたほうがリコピンの吸収がよくなるからだ。どうしてもお腹が空いたときは、「心をしずめて、清らかな気持ちになって、私は子リスと言い聞かせ(笑)」ナッツをちょこっと食べる。チョコも食べるならカカオ84%以上のものを、などなど、次から次へと知恵が出てくる。

そして、自身のがん体験と母の介護から「早めに動く」ことの大切さを知った今は、年に1回行っていた検診を月に1回に行くように変えた。

「コロナ禍に『病院に今は行かないほうがいい』と思い込んだせいで、がんで手遅れになってしまったような人が結構いるんです。でも、病院は行かないといけない。病院に行きましょう、病院に行きましょうということを私は伝えたいので、自分は率先して月に1回行くことにしているんです」

また、先輩たちが老人ホームを見て回っていることを聞き、自分もそろそろ考え始めないといけないのかと思っている。

「今、日本喜劇人協会の仕事をやらせていただいている中に、老人ホームの訪問もあるんです。そうすると伺ったときに、笑いで皆さんのお役に立つだけではなく、自分はここに入るとしたらどうだろう、食事がいいなとか、見晴らしがいいな、みんなが通いやすいかな、などと確認しながら見たりもしています。私はできたらあと2、3年のうちにどこかに入れたらいいなと思いますが、どうでしょうね」

ケアサービスつきのマンションは高い。なので、友人たち6人と、一緒に同じところに入ろうか、あるいは「建てるか」という案も持ち上がっているらしい。

「今、みんなでいろんなところを見に行っているんですよ。ハワイにも行きましたし、石垣島にも見に行きました。熱海、小田原、千葉方面にも行きましたね。東京から近くてアクセスがいいので、友人たちの間では小田原が人気ですね(笑)。私が住んでいる東京の近所にもそうした施設はありますけど、何もその場所にこだわっているわけではないので、このまま行くと、友人たちに乗っていくのかなという感じです」

4月はクルーズ船の中で、ものまねメドレーなどの芸を披露。5月は演芸場に出演している。

「独演会もやらないといけないですよね。日本喜劇人協会も後輩を育てていかなければならないので、大正時代に浅草で流行った、おしゃれな音楽と笑いを融合させた『浅草オペラ』を、7月22日サントリーホール(ブルーローズ)にて復活上演します。手伝ってくれる人は見つかっているのですが、あとはギャラ計算です(笑)」

「ペースダウンしなくちゃ」と言いながら、次から次へと湧いてくるアイディアが、まるでそれを許さない。でも、間違いなく楽しそうだから、きっとストレスは軽減され、免疫力は上がっているに違いない。これからもずっと邦子さんの笑いは、私たちを元気づけてくれることだろう。「元祖・クラスの人気者」の極上の芸を見に、演芸場に足を運んでみたい。

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撮影/佐山裕子(主婦の友社)

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