なぜコーヒーは「飲むだけでやせる」?血管の専門医が教える脂肪燃焼スイッチの正体
「最近、老けて見える」「おなかがぽっこりしてきた」。その原因、実は血管の衰えかもしれません。見た目の若さと血管にはどんな関係があるのでしょうか。循環器専門医の池谷敏郎さんの新刊『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ刊)からお届けする第5回は、コーヒーを飲むだけで「やせる」という朗報!
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>>老け顔・ぽっこりおなか、原因は油かも?血管を傷める「2大悪玉油」をチェックなぜ、コーヒーは「飲むだけでやせる」のか?
近年、さまざまな肥満治療薬が登場しており、大きな注目を集めています。肥満症治療として保険適用されている注射薬や、薬局で買える服用薬など、皆さんもメディアの報道で見聞きしたことがあるかもしれません。飲むだけの手軽さに興味を持ってはいても、さまざまな副作用もとり沙汰されているため、気軽に手を出せるものとは言えないようです。
しかし、実はこれらの薬に頼らなくても、多くの家庭ですでに愛飲されている日常的な飲み物にもやせる効果があることがわかってきました。その飲み物とは、「コーヒー」です。
最近の研究でコーヒーに含まれる「トリゴネリン」という物質が、「脂肪細胞を活性化させるスイッチ」を入れる働きがあることが確認されたのです。具体的には、トリゴネリンは細胞内のエネルギー工場である「ミトコンドリア」に働きかけ、脂肪を積極的にエネルギーとして燃やすよう指令を出すという働きがあることがわかりました。さらに、ただの贅肉(白色脂肪細胞)を燃焼能力を持つ細胞(ベージュ細胞)へと変化させる可能性を持つことも示唆されています。
つまり、コーヒーを飲むことで、加齢によって眠ってしまった「脂肪を燃やす力」を再び呼び覚ますことができるということ。中年太りが気になってきた人たちには、まさに福音と言えますね。
ちなみに、このトリゴネリンは熱に弱く、焙煎(ロースト)が深くなるほど分解されてしまいます。そのため、真っ黒で苦い深煎りのコーヒーよりも、酸味の残る「浅煎り〜中煎り(ライトロースト、シナモンローストなど)」を選ぶとよいでしょう。豆の色が薄い方が、成分が豊富に残っています。
また、トリゴネリン研究を行うUCCからはトリゴネリン成分を多く含むコーヒーも販売されているので、それらを活用してもよいでしょう。
コーヒーの香りに包まれてリラックスしながら、体の中では脂肪がメラメラと燃え始める。優雅で簡単なダイエット法としてとり入れてみてください。
池谷敏郎先生の【すごい習慣】
コーヒーはお気に入りの豆を挽いてドリップして飲んでいますが、最近は仕事のときに市販のトリゴネリン入りコーヒー(カフェインレス)を飲むように。トリゴネリンの脂肪細胞燃焼促進作用で、“燃える体”へのスイッチに期待しています。
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