「神様は乗り越えられない試練は与えない」【未唯mieさん】が借金を抱えても折れなかった理由と再出発の道のり
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恩田貴子
ピンク・レディーとして華々しくデビューしてから50年。その歩みは、決して順風満帆だったわけではありません。29歳で独立し、経営の知識がないまま事務所を運営して借金を抱えるという大きな試練も経験。それでも「神様は乗り越えられない試練は与えない」と前を向き、自ら学び、仕事をつかみ取ってきた未唯mieさん。苦境を乗り越え、自分の足で歩き始めた再出発の道のりについて伺いました。
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>>ピンク・レディー50周年の今【未唯mieさん】が届けたいこと――年齢を憂うより可能性に目を向けて“守られた世界”から飛び出し、自分の足で歩み出す
「デビューした頃の私が今の私を見たら、きっと『よく頑張ったね』って言ってくれるんじゃないかな」
女性デュオ「ピンク・レディー」の“ミイ”としてデビューしてから、今年で50年。未唯mieさんは、あの頃の自分に思いをはせる。
「歌手として長く活動したいとは思っていたけれど、こんなに歌い続けられるだなんて、当時は思いもしませんでした。応援してくださる方がいなければ、歌手は歌うことはできません。支えてくださるみなさんには、本当に感謝のひと言です」
とはいえ50年の道のりは、決して平坦ではなかったはずだ。それでも未唯mieさんは、こう続ける。
「デビューしてからいろいろなことがありましたが、なかなかくじけないんですよ、私(笑)。なかには、人から見たら『そんなことまで乗り越えたの⁉』ということも、あったかもしれませんね」
その大きな出来事の一つが、29歳での所属事務所からの独立だった。デビューまでは両親に、ピンク・レディーとしてデビュー後は、所属事務所に守られるようにして生きてきた未唯mieさんが、自分で事務所を運営する立場になったのだ。
「自分で事務所を運営していくということは、“アーティスト”だけではいられないということです。なのに当時の私は経営のことを何も知らなくて。人任せにしてしまったために、借金を抱えることになってしまったんです」
当時、周囲の人たちからは「ミイには絶対に無理だから、もうやめなさい」と言われていたという。
「あの頃の私は本当に世間知らず。人と世間話もできないくらいでしたから、そう言われるのも当たり前ですよね。でも、だからこそ、『こういう大きな出来事がない限り、あなたは自分の足では歩かないでしょう?』と、神様に言われている気がして。私は、小さい頃から、父には『人様に迷惑をかけるな』と言われて育ちました。なのにすべてを投げ出してしまうことは、まわりの人たちに迷惑をかけてしまうし、父の教えに背くことになってしまいます。せっかくここまで、いろいろな人の支えのおかげで生きてこられたんだから、それを無にしちゃいけない。次の一歩を踏み出さなきゃと覚悟を決めました」
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