「最近老けた?」実は首の血管も関係している?研究で分かった「見た目年齢」と動脈硬化の関係
「最近、老けて見える」「おなかがぽっこりしてきた」。その原因、実は血管の衰えかもしれません。見た目の若さと血管にはどんな関係があるのでしょうか。循環器専門医の池谷敏郎さんの新刊『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ刊)からお届けする第2回は、若く見える人の“血管の壁”の特徴。
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>>血管の若さが、見た目の若さを左右する? 循環器専門医が解説加齢で増える「ゴースト血管」で見た目はどんどん老けていく!?
さて、ここからが少し怖い話になりますが、非常に重要な医学的事実をお伝えしましょう。それが、近年大きな注目を集めている「ゴースト血管」という現象です。
皆さんは、自分の手足の先が冷たいと感じることはありませんか? あるいは、昔に比べて傷の治りが遅くなった、肌のくすみがとれなくなったと感じることはないでしょうか?
もし心当たりがあるなら、あなたの体の中で「ゴースト血管」が増えている可能性があります。
ゴースト血管とは、その名の通り、「血管の形はあるのに、血液が流れていない幽霊のような血管」のこと。あるいは、血管そのものが消えてなくなってしまった状態を指すこともあります。
毛細血管は非常に繊細な構造をしています。血管の内側にある「内皮細胞」と、その外側を支える「周皮細胞」が接着剤のようにくっつくことで、血液が漏れないように管の形を保っています。
しかし、加齢や紫外線、ストレス、運動不足、喫煙、そして食生活の乱れなどによって血管がダメージを受けると、この接着が剥がれてしまいます。すると、壁細胞が剥がれ落ち、内皮細胞の隙間から血液成分が漏れ出してしまいます。こうなると、血液は血管の末端まで届かなくなります。血液が流れなくなった血管は、やがて管としての機能を失い、最終的には退化して消滅してしまうのです。これが「ゴースト血管」化のメカニズムです。
毛細血管の数は20代がピークで、40代から徐々に減少し始め、60代にはその数が4割も減少するというデータもあります。つまり、20代のころよりも肌へ届ける美容液がほぼ半減する……ということ。
そして、このゴースト血管の発生をさらに加速させる原因に、「動脈硬化」があります。この動脈硬化が進むと、ゴースト血管化がさらに悪化する負の連鎖が起こるほか、命にかかわる病気を引き起こすため、問題はより深刻です。
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