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初心者でも失敗しない【ベランダ菜園】ミニトマト+バジル+シソで寄せ植えレッスン

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ゆうゆう編集部

寄せ植えバリエーション

キュウリ+ニラ+ペチュニア+クフェア

【キュウリには病気に強いニラと可憐な花を合わせて】
「水分量が多いキュウリは、カビ菌による"うどんこ病"や"べと病"にかかりやすいのです。抗菌力のあるニラと寄せ植えにすることで病気になりにくくなります」。シーズンが終わったら多年草のクフェアとニラはそのまま残します。キュウリは茎の部分を少し残してカット。1カ月後、根が分解されて楽に抜けます。土中環境をキープしたまま次の寄せ植えに。

配置例

横90 ㎝×深さ30 ㎝の長方形コンテナの場合

育て方のコツ

水やり:土の表面が乾いたら午前中、葉がぐったりしたら夕方にも
置き場所:日当たりと風通しのいい場所
肥料:実の曲がりが強いのは肥料不足のサイン。少しずつ追肥

ピーマン+タイム

【すくすく育つピーマンとタイムは、初心者にぴったり!】
ナス科の中でも特に育てやすいのがピーマン。「一番花を起点として2本から3本に枝分かれするので、花より下のわき芽はすべて摘み取って2〜3本仕立てにします。寄せ植えにはほふく性のクリーピングタイムがおすすめ。ピーマンは収穫後に茎だけ残すと1カ月後には軽く抜け、越冬させるタイムの根を傷めません。タイムは翌年違う野菜と寄せ植えに」

配置例

直径36㎝×深さ25㎝ほどの円形コンテナの場合

育て方のコツ

水やり:表面の土が乾いたら午前中にたっぷりと
置き場所:日当たりと風通しのいい場所
肥料植えつけ2カ月後くらいから少しずつ追肥

小ナス+タイム

【乾燥を防ぐタイムで小ナスの土表面をカバー】
「ナスは肥料と水がたっぷり必要な野菜です。保水力に限りがあるコンテナの場合、小ナスがおすすめ。一番花のすぐ下に出たわき芽を2本残し、それ以外のわき芽は摘み取って枝3本に養分を集中させます」。多年性のタイムは大きく育つが、枝が密集しすぎると風通しが悪くなるので、梅雨の前に密集部分の枝を剪定して。

配置例

直径36cm×深さ25cmほどの円形コンテナの場合

育て方のコツ

水やり:表面の土が乾いたら午前中、葉がぐったりしたら夕方にも
置き場所:日当たりのいい場所
肥料:実がついたら必要に応じて追肥

黄色い雄しべの中心から雌しべが出ていれば、養分が足りているサイン。

インゲン+カリブラコア

【次々収穫できるインゲンは花が生長をアシスト】
「つるなしインゲンはタネから育ててみましょう。土に深さ1cmくらいの穴をあけ、3粒ずつ点まきを。土をかけ発芽したら元気な2本を残し1本は間引きます。草丈40cmほどに生長したら、U型支柱などで株元を支えて。カリブラコアが虫から守り生長を助けます」。インゲンが終わったら、カリブラコアと秋冬に育つ野菜を寄せ植えにしても。

配置例

横65cm×深さ30cm の長方形コンテナの場合

育て方のコツ

水やり:表面の土が乾いたら午前中にたっぷりと
置き場所:日当たりと風通しのいい場所
肥料植えつけ2カ月後くらいから少しずつ追肥

PROFILE
たなかやすこさん●イラストレーター、ガーデニングクリエイター
時計メーカー勤務を経て、イラストレーターに。同時に野菜作りを始める。コンテナをメインとした家庭菜園歴30年の実績を生かし、ガーデニングクリエイターとして市民講座やワークショップを開催。雑誌やテレビなどでもベランダ菜園の方法を伝授。著書に『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など。

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ベランダで野菜を育てるなら寄せ植えがおすすめ!  初心者も楽しめる【ベランダ菜園】


※この記事は「ゆうゆう」2023年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

ゆうゆう2023年05月号

「部屋の中が散らかっている人は、心の中も散らかっている」。これは案外本当のことかもしれません。揺れ動く心のように、片づけたそばから部屋の中が散らかる方、今月の『ゆうゆう』5月号の特集は必見です。すぐに散らかるのはなぜ? 家族が散らかすから? 捨てるのが苦手だから? 買うことが好きだから? 「散らかる理由」を徹底解明しました。そして、リバウンドしない、あなたの家にぴったりな収納法を紹介。心を整えるには、まず部屋の中から。いつもすっきりした部屋を保てれば、心もすっきり片付くはず。キッチンから、クローゼットから、引き出し一つからでもOK、すっきり生活を始めませんか。

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あんどん仕立てとは、つる性植物や風の影響を受けやすい植物を鉢植えで育てる際の仕立て方の一つです。鉢の周りに立てた支柱に、輪状のフレームを2〜4段取りつけて、そこに植物を絡ませて育てます。おもにアサガオやクレマチスなどのつる性植物で用いられます。

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クリーピングとは、植物が地面を這うように広がって生長する性質や、そのような生長型を持つ品種を指します。クリーピングタイムやシバザクラのように、グラウンドカバーとして活用されることが多く、雑草の侵入を防ぎながらナチュラルな景観を演出できます。日当たりや通気性のよい場所を好むものが多く、石の隙間や縁取りにもぴったりです。手間をかけずに庭の表情を豊かにしてくれる頼もしい存在です。

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もみ殻くん炭は、もみ殻を炭化させた資材で、ガーデニングや農業で幅広く活用されています。軽量で排水性や保水性に優れており、土壌の改良に役立ちます。また、微生物の住処として働き、植物の生育を助ける効果も。土壌のpH調整や悪臭の軽減効果が期待できるため、コンポストや鉢植えの土作りに取り入れる人も増えています。自然素材で環境にも優しく、初心者でも扱いやすい万能なガーデニングアイテムです。

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うどんこ病とは、植物の葉や茎に白い粉状のカビ(菌糸)が付着して広がる病気で、風通しや日当たりの悪い環境で発生しやすいのが特徴です。おもにバラやウリ科の野菜、観葉植物などに多く見られ、光合成が妨げられて生育が悪化することがあります。発症初期に薬剤や重曹スプレーで対処したり、病気の発生した葉を除去したりすることで広がりを防げます。予防には、株間を開けて風通しをよくすることが効果的です。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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雌しべは、花の中心部分に位置する植物の生殖器官で、種子をつくる重要な役割を担います。柱頭、花柱、子房から構成され、柱頭は花粉を受け取る部分、子房は受粉後に種子が育つ場所となります。花によって雌しべの形や大きさは異なりますが、受粉プロセスにおいて不可欠な存在です。ガーデニングを楽しむ際には、雌しべの構造を知ることで受粉や種子形成の理解が深まり、植物の仕組みに一層の興味を持てるでしょう。

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雄しべとは、花の中で花粉を作り出す雄性生殖器官で、花糸(かし)と葯(やく)からなり、葯の中で花粉が形成されます。授粉により花粉が雌しべに付着して受精が行われるため、花の繁殖に欠かせない器官で、花の形態観察や分類にも重要な部位です。

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間引きとは、密集して発芽した苗の中から元気なものだけを残し、他を抜き取る作業です。込みすぎたままだと、日当たりや風通しが悪くなり、病害虫の原因になったり、生長が遅れたりします。

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鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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一番花とは、一つの株の中で最初に咲く花のことを指します。特にバラやトマト、ナスなどの野菜栽培において、一番花の管理が重要視されることもあります。

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追肥とは、植物の生育期間中に追加で施す肥料のことです。​元肥だけでは不足しがちな栄養分を補い、植物の健全な生長を図ります。​

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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摘芯とは、植物の生長点(茎の先端)を摘み取る作業のことです。枝分かれの発生を促したり、植物の生長を抑えたりする目的で行われます。ピンチとも呼ばれます。

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定植とは、育苗した苗を、最終的な栽培場所に移し植えつける作業のことを指します。ポットや仮植えの状態から、花壇や畑、プランターなどの本来育てる場所へ植え替えることで、植物はより広い空間と栄養を得て健やかに生長します。

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堆肥とは、落ち葉や草、野菜くずなどの植物性廃棄物や動物のふん尿などを発酵・分解させて作られる有機質肥料の一種です。土壌の改良や植物の育成を助ける役割があり、ガーデニングでは土の栄養補給やふかふかな土壌づくりに欠かせません。自家製の堆肥を作ることで廃棄物の再利用が可能になり、環境にも優しい方法として注目されています。発酵の過程で微生物が活躍するため、適度な湿度と空気の供給を保つことが重要です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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