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【ガーデニング】夏こそ日陰が大好きな花8選。華やか&涼やかに咲かせる

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光武俊子

星型の黄色の花を穂状に咲かせる【リシマキア・プンクタータ】

草丈:40~60㎝
開花期:6~7月

リシマキアというとグラウンドカバーで紹介した這い性のヌンムラリアが親しまれていますが、プンクタータは地下茎で広がる立性タイプ。花茎を株立ちさせて咲きます。もともと日差しの弱い山林に自生するので、夏は葉焼けしないように注意。寒さに強い多年草。

葉っぱだけで美しい日陰の庭の決定版【ホスタ(ギボウシ)】

草丈:20~120㎝
開花期:6~7月

東アジア原産のホスタは、もっとも多くの種類が日本に自生。育てやすく、葉の大きさや形、葉色や葉模様の多彩な園芸品種もあります。冬は落葉しますが、寒さに強い多年草です。暗い日陰でも年々大きな株になり、多数の花穂を立ち上げて存在感を発揮します。

穂状に咲かせるベル形の花が美しい【モモバキキョウ(カンパニュラ・パーシフォリア)】

草丈:40~90㎝
開花期:5~6月

ヨーロッパからロシアなどの林のきわなどに自生。日本でも古くから栽培され、多くの園芸品種があります。比較的大きなベル形の花は目立ち、日陰でも視線を集めます。寒さには強い多年草ですが、高温多湿に弱いため日本の暖地では、夏越しできない一年草扱い。

大株に育てて華やかな花穂を群れ咲かせる【アスチルベ】

草丈:30~80㎝
開花期:6~7月

日本の山野に咲くアワモリショウマなどの仲間で、ヨーロッパで多くの園芸品種が誕生。綿菓子のような花穂に、整った葉群の組み合わせが美しいものです。1日数時間、日の当たる半日陰で元気に育ち、梅雨の長雨にも傷みません。寒さに強い多年草ですが、落葉します。

日陰で育てる試し方や工夫

冒頭で、明るい日陰ならバラも育てられると書いたように、アルバメイディランドなら半日陰でも大丈夫。コーネリアやポールズヒマラヤンムスクなどは、花数は少なくなっても明るい日陰で育てられます。

ただし、風通しや水はけのよさなどの条件も影響するので、初めての植物は鉢植えで日陰に置いてみて、様子を見ながら試しましょう。夏の強光下より日陰で長く花が楽しめるという場合もあります。

日当たりが悪い場所は、30~50㎝以上深く耕して堆肥や腐葉土を3~5割すき込みます。粘土質の土壌なら砂も入れます。雨水が溜まりやすい場所は培養土を足し、土を盛って一段高い花壇をつくると、日陰でも植物が快適に育つ条件が整ってきます。

また、暗い日陰でも地面より目の高さや軒先の高さなら、いくらか光が届いて明るいものなので、軒下などに吊り鉢などを下げて栽培してみるのもよいでしょう。日陰だからとあきらめないで、夏に快適なガーデニングを楽しんでください。

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