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ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】

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園芸ガイド編集部

ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】

ベビーティアーズは日当たりと水やりをコントロールすれば、こんもりと愛らしくなる。葉色がいろいろあり、異なる色調を並べるだけで、おしゃれな演出が楽しめます。

ミニ観葉植物を育ててみたい人に、初めに知っておきたい、基本的な管理方法を紹介しましょう。まずはどんな準備をするといい? 鉢の選び方、寄せ鉢、基本の植えつけ方から、置き場所、水やり、肥料、ふだんのお手入れまで。すぐに枯らしてしまわないために、最初におさえておけば大丈夫です!

植物に合う鉢を探す楽しみ

園芸店で売られているミニ観葉植物は、黒のポリポットに入っていることがしばしば。鉢にすでに植え込まれていたとしても、好きなタイプの鉢でないこともあります。自分の好みの鉢に植えかえて楽しみましょう。

鉢の素材は?

植木鉢は、基本的にどんな素材のものでもかまいませんが、素材によって特徴があります。

素焼きの鉢は通気性がいいのですが、土が乾燥しやすい特徴が。
プラスチック鉢やコーティングしてある陶器などは水分保持にすぐれている反面、蒸れやすい面も。
金属製のものは、夏は熱く冬は冷たくなりやすく、土の温度変化が激しくなるため、管理に要注意。

素材の特徴を踏まえて、植物に合ったものを使いましょう。

底に穴のあいている鉢を

底に穴のあいている鉢を選んでください。鉢の底に水がたまっていると、水が腐って根腐れ

根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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の原因となってしまいます。植物を植える土は一般的に「保水性にすぐれていて、水はけのいいもの」が適しているといわれます。余分な水分は底の穴から出ていけるようにしておくこと。

空き缶をリメイクして鉢がわりに使うなら、底にキリなどで穴をあけて使いましょう。

鉢の下に受け皿を置く

鉢植えは、鉢底の穴から水が流れ出るので、必ず受け皿が必要です。受け皿は鉢と同様に、素焼き、プラスチック、陶器、ブリキ製などいろいろな素材がありますが、水を吸う素焼き皿は室内用には向いていません。湿気で皿の下にカビが生えることもあるからです。園芸用にこだわらず、陶器や磁器、ガラス製などの食器を使うこともできます。


また、マグカップなどを受け皿用の鉢カバーとして使うのもおすすめ。鉢が小さいと観葉植物が倒れやすくなるので、マグカップのような安定感のある食器を鉢カバーにすると管理しやすくなります。

ただし、マグカップだと受け皿と違って底にたまった水が見えないので、水がたまらないよう、こまめにチェックする必要があります。

ふわっと葉が広がるタイプのミニ観葉植物は、重さのある鉢や鉢カバーに入れると安定します。

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疲れやすい、手指がこわばる、汗をかきやすい……。これまで経験したことのない体調不良に戸惑う時期ですが、この時期の不調は「これって更年期?それとも単なる老化?」と判断がつきにくいものも多く、どう対処すればいいのか不安を抱える人も多数。

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寄せ鉢なら置くだけで簡単

いくつかの植物をひとつの鉢に植える寄せ植え

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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は、植え方が難しく、ハードルが高そう。でも、寄せ鉢ならポリポットのまま置くだけで、植物の入れかえも簡単です。水やりの条件が異なる種類も、組み合わせられます。

【材料】
・植物(奥から時計回りにモンステラ、ダバリア、フィットニア‘ホワイトスター’)
・カゴ
・パークチップ(マルチング

マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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材)
・エアクッション

ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】(画像5)

【1】カゴの底にエアクッションを敷き、寄せ鉢にする植物を配置します。

ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】(画像6)

【2】パークチップを鉢の隙間に詰めて、鉢を固定します。

ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】(画像7)

【3】パークチップで鉢の表面を隠して、寄せ植えに見えるようにします。

ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】(画像8)

できあがり  高さが違うもの、葉の色や形の違うものをアレンジすると、変化が生まれて、グリーントーンが美しい寄せ鉢になります。

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PICK UP 編集部ピックアップ

ウォータースペースとは、鉢植えなどの容器栽培において、水やりをする際に水があふれないように設ける余白部分のことです。通常、鉢の縁から2〜3cm程度の空間を確保し、土の表面と鉢の縁の間に十分なスペースをつくることで、水がスムーズに吸収されるようになります。

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緩効性肥料とは、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するタイプの肥料です。追肥、元肥のいずれにも使用され、施肥の手間を減らすことができます。

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根詰まりとは、植物が鉢の中で長く育ちすぎて、根がびっしりと詰まりすぎてしまう状態です。根が行き場をなくして窒息し、水や栄養を吸えなくなります。定期的な植え替えで鉢を一回り大きくするのが対策です。

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鉢底網は、鉢植えの底に敷いて使う網で、土が鉢の穴から流れ出るのを防ぎます。害虫の侵入を防ぐ効果もあります。鉢底の穴が小さかったり、底が網状になっていたりする鉢の場合には使用する必要はありません。

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鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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