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ミニ観葉植物の初心者ガイド。鉢の選び方からお手入れまでまるわかり【保存版】

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園芸ガイド編集部

ミニ観葉植物の置き場所は

風通しのよい、直射日光を避けた日光がよく入る場所がベスト。日光が当たらない場所で育てざるを得ない場合は、ときどき移動させて日光に当ててやりましょう。

季節ごとの注意点もあります。多くの観葉植物は冬の間に休眠し、ほかの季節より虚弱になっているため、春になっていきなり強い日光に当てるのは過酷。レースのカーテンで日差しを調節するなどしましょう。4〜5月になったら、日照時間を長くしてあげてください。ただし、日光を嫌う品種もあるので注意が必要。

夏は、特に直射日光に注意。強い日差しを浴びると、葉がやけて変色してしまいます。また、冷房の風が直接当たる場所に置かないようにします。

秋は休眠に入るため体力を蓄えなければなりません。10月くらいまでは、積極的に日に当てます。

冬は、日光に当てることよりも、暖かい場所に置くことのほうが重要。暖房が効きすぎていると乾燥が進むので、加湿器を置くとよいでしょう。

水やりは鉢土の乾燥に合わせて

水やりは、1日1回といったふうに決めてしまうのではなく、鉢土の乾燥状態に合わせて行うのが理想です。

乾燥に強い品種の場合は鉢土の表面が乾いた翌日に、乾燥に弱い品種の場合は鉢土の表面が乾き始めたタイミングで水やりをします。

水はたっぷり与えるのが基本です。鉢底からきれいな水が出てくるまで与えます。水を与えると、いっしょに酸素も供給されるので、根腐れ防止になるのです。

さらに、葉水を与えることも忘れずに。多くの観葉植物は、熱帯から亜熱帯の湿度の高い地域が原産地ですから、葉に霧吹きで水を吹きかけることも大切です。

観葉植物用の肥料を

肥料は、植物が休眠する10〜3月以外は適度に与えましょう。与えすぎると育ちすぎて、ミニサイズではなくなってしまいます。

肥料は、土の上に置いて水やりのたびに溶けて土に染み込む粒状の緩効性肥料が基本。春の生育期や、水で肥料が流れ出てしまう夏季などは液体肥料を加えるといいでしょう。観葉植物用の肥料が手軽で安心です。

ふだんのお手入れはスキンシップ

葉の表面が汚れてきたら、湿らせた布でやさしく拭いてあげてください。これは見た目をきれいにするだけでなく、葉の表面の気孔がほこりなどでふさがってしまうことも防げるので、ハダニやうどんこ病などの病害虫の防除にもなり、植物を元気に保つことにも役立ちます。

また、ヒョロヒョロと弱々しく伸びた状態になることがあります。このように間延びして育つことを「徒長(とちょう)」といい、主な原因は日照不足です。明るく風通しのよい場所に移してやりましょう。

鉢底の穴から根が出てきたり、水やりしてもすぐに鉢土が乾いてしまうのは、根詰まりを起こしているから。ひと回り大きな鉢に植えかえましょう。

※この記事は『はじめよう!観葉生活』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2022年10月24日に配信した記事を再編集しています。

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