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【ガーデニング】ドラマティックに変化する姿が楽しい「ミニハボタンの寄せ植え」

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園芸ガイド編集部

以前の大型種とは違い、冬の寄せ植えに欠かせないのが「ミニハボタン」。ここでは、英国園芸研究家の吉谷桂子さんにミニハボタンの寄せ植えを教えていただきました。晩春に変化するハボタンの姿にも注目してみてください。

こちらもどうぞ。 【ガーデニング】カラフルな花が晩春まで繰り返し咲く「プリムラの寄せ植え」

晩春にドラマティックに変化する【ハボタン】

漢字で書くと「葉牡丹」。ハボタンはボタンの花のような美しい姿が特徴です。

昔はお正月用に直径30㎝もあるような大きなハボタンがありましたが、近年は小型の「ミニハボタン」が主流です。ちょうど実際のボタンやシャクヤクに近い大きさ。やさしいパステルカラーの葉色も多く、葉の形もレースにフリンジと表情豊かで寄せ植えもしやすくなりました。

さてハボタン、忘れてならないのは晩春の姿。茎がするすると立ち上がり、ナノハナ状の黄色の花がドッカン!と咲きます。姿がドラマティックに変化するのもハボタンの醍醐味です。寄せ植えを作るときは、そんなハボタンの変化も予測して配置を考えると観賞期間が長くなります。

【ミニハボタンの寄せ植え①】近年人気の、黒に近い葉色のハボタンを主役に据えて

‘ベルサイユ・ブラックルシアン’ という品種名のミニハボタンを、ビートの葉を中心に、左右対称に植えました。その後ろ側にはセキショウを、真ん中にはパンジーを植えましたが、冬には存在感はありません。

下の写真は、ハボタンとパンジーが春に変化した姿です。

春に上がってくるハボタンの花は、早めに切り戻せば株の負担が減り、観賞期間が延びます。

3月下旬

4月下旬

★3月下旬
ハボタンの花が、するすると上がってきた。ナノハナのような黄色の花をしばらく楽しむ。左右対称に植えてあるので、花が上がってもバランスのくずれは気にならない。


★4月下旬
ハボタンの伸びた部分を切り戻し、まだきれいに咲いている部分は、花瓶に飾った。秋にこの寄せ植えを作ったときとは違った雰囲気を楽しめる。パンジーが満開で絶好調。

苗の配置図

A:ミニハボタン ‘ベルサイユ・ブラックルシアン’
B:ビート
C:パンジー
D:セキショウ

コンテナの大きさ/直径24cm×18cm、高さ26cm

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