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【クリスマスローズの庭への植えつけ】プロセス写真とともにプロが解説。相性のよい植物も紹介【ガーデニング】

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園芸ガイド編集部

クリスマスローズの失敗しない庭への植えつけ方

庭植えには、夏は午後に落葉樹の木陰になり、冬は日当たりがよい場所がおすすめです。

「花後の3〜4月が最適で、関東周辺なら9月下旬〜10月でも大丈夫です。購入したばかりの株は1週間ほど周囲の環境にならしてから植えましょう。植えつけには開花株以上の大きさが適し、4号(約12㎝)以下の未開花のポット苗を庭植えしても、なかなか開花に至らないので注意します」

それでは実際に、若泉さんに実際の植えつけ作業をご紹介いただきます!

【1】秋〜冬に庭に生えている雑草を抜き、深さ30〜40㎝掘り下げて、堆肥や鶏ふんをすき込み、よく混ぜてから土を平らにならしておきます。

【2】春になったら花が終わった開花株を選び、植えつけの2〜3日前から水やりを控えて土を乾きぎみにしておきます。予定の場所に根鉢より一回り大きな穴を掘り、穴と周囲に水をまいて土を湿らせておきます。

【3】花がついていたら花茎をクルッと左右にひねり、生えぎわから花茎を引き抜きます。このとき、株元が傷んでいないかチェックします。

【4】割り箸や火箸などを使って、株の肩の土を落とします。新芽や株元の基部を傷めないように気をつけましょう。

【5】株の肩の土を1/3程度落とすところまで根鉢をくずします。写真くらいのくずしぐあいを目安に。

【6】底側の根がかたく回っていたら、側面から箸で突きくずします。根を伸ばすようなイメージで作業し、極端に根を切らないようにします。

【7】根をほぐした株を植え穴に当て、根を伸ばして十分な深さがあるかを確認します。株の高さは地面と同じレベルにそろえます。

【8】周囲から土を寄せ、株元がちょうど土に隠れるくらいの深さに調整しながら、株を植えつけます。

【9】長めの竹箸を根の間に差し込み、船の艪をこぐようにゆすりながら土をすき込みなじませます。株の中心をつつくと根が傷むので注意します。

【10】植えつけたときには水は与えず、翌日に根鉢全体と周囲に水が届くくらいたっぷり水を与えます。

この記事は『クリスマスローズの咲く庭づくり』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2022年11月9日に配信した記事を再編集しています。

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監修者

クリスマスローズ研究家

若泉克志

若泉ファーム社長。独自に育種したオリジナルのクリスマスローズのタネ・苗・開花株を取り扱い、生産から販売まで行う専門ナーセリーを運営。「絹」「白糸ピコティダークネクタリー First kiss」「雅」「卑弥呼」「翡翠」「Shall We Dance」など数々の名花を作出している。

若泉ファーム社長。独自に育種したオリジナルのクリスマスローズのタネ・苗・開花株を取り扱い、生産から販売まで行う専門ナーセリーを運営。「絹」「白糸ピコティダークネクタリー First kiss」「雅」「卑弥呼」「翡翠」「Shall We Dance」など数々の名花を作出している。

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