72歳・元ミス日本 伊藤千桃さんの暮らし方【後編】「小麦粉さえあれば、来客があっても何とかなる!」
小麦粉さえあれば、来客があっても何とかなる!
サンドイッチにしても美味【フォカッチャ】
薄力粉、強力粉、砂糖、塩、イースト、水、オリーブオイルをこね、2倍になるまで発酵させる。ガス抜きして休ませ、形を整えて再発酵させたら生地に穴を開けてオリーブオイルを塗り、粗塩をふって焼く。ふきみそを塗ったり、よもぎを混ぜたり、アレンジを愉しむのが伊藤さん流。
孫たちも大好きな定番おやつ【ショートブレッド】
室温にもどしたバターに砂糖を加え、白っぽくなるまで混ぜ、塩、薄力粉を加えてよくこねる。生地を平らにして、冷蔵庫で1時間休ませたら長方形にカットする。フォークで穴を開け150度のオーブンで30~35分焼く。日もちするのでまとめて作ってストックし、ティータイムのお供に。
具材はその日にあるもので【ピザ】
生地の作り方はフォカッチャ(上)と同じ。丸くのばしてトマトソースを塗り、庭で採れた山菜などをトッピング。チーズをのせて高温で焼くだけで、もてなし料理に。フォカッチャを作る際に生地を取り分けておくのも手。密閉袋に入れて冷蔵庫で一晩休ますと滑らかになり、成形しやすい。
お金がなくても幸せ! 毎日が愉しい 千桃さん流 生きる知恵
10分でできることに満足する 時間の使い方
家事は10分刻みにこなしていくのが伊藤さんのこだわり。
「掃除や庭仕事は、完ぺきにやろうとすると、きりがない! まとめて一気にやるのは大変だし、飽きてきて、愉しくなくなるんです。だから、面倒くさいと思うちょっと手前、興味が続くところでやめ満足して、次の家事へ移るようにしています」
たとえば、ふき掃除も昨日はライトのシェードだけ、今日はキッチンの床だけと、目についたところだけをちょこちょこと少しずつ。小さな達成感で満足し、気持ちの起伏をつくって、リズミカルに愉しんでいる。