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【身近な人が亡くなったとき】葬儀後の法要のしきたりとは?50代から心得ておきたい冠婚葬祭の常識

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ゆうゆうtime編集部

新盆の迎え方

仏教では一部の宗派を除き、お盆には先祖の霊が帰ってくるといわれます。亡くなって初めてのお盆「新盆(初盆)」は、僧侶にお経をあげてもらうなどし、特にていねいに供養します。

霊が迷わないように、軒先から仏壇(盆棚)のそばに提灯を飾ります。新盆には近親者が白い提灯を贈るのが習わしですが、最近は翌年以降も使える秋草模様の盆提灯にすることもあります。

忌明け前にお盆を迎える場合、新盆は翌年になります。

葬儀後の主な法要(仏式)

神式とキリスト教式の追悼儀礼

神式

死後50日目の五十日祭で忌明けとし、1年後の一年祭以降、節目の年に「式年祭」と呼ばれる霊祭を行います。いずれも、自宅や墓前、斎場に神官を招き、遺族をはじめ、近親者、友人などが集まって行い、祭式のあと「直会」と呼ばれる宴席を設けます。五十日祭のあとの直会は、仏式でいう精進落としです。

キリスト教式

キリスト教式では、カトリックもプロテスタントも追悼儀礼について、特に決まりはありません。ただ、日本では、死後1カ月ごろに行われる追悼ミサ(カトリック)や召天記念日(プロテスタント)を、忌明けの節目と考えるのが一般的です。

※この記事は『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー』岩下宣子監修(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2023年8月15日に配信した記事を再編集しています。

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監修者

現代礼法研究所主宰

岩下宣子

共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立。多数の企業や公共団体などでマナーの指導、研修、講演、執筆活動を行う。NPO法人「マナー教育サポート協会」理事長。『美人のことば練習帖』(三笠書房)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(KADOKAWA)、『書き込み式おつきあいを大切にする安心メモリー帖』(池田書店)、『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)など、著書、監修書多数。

共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立。多数の企業や公共団体などでマナーの指導、研修、講演、執筆活動を行う。NPO法人「マナー教育サポート協会」理事長。『美人のことば練習帖』(三笠書房)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(KADOKAWA)、『書き込み式おつきあいを大切にする安心メモリー帖』(池田書店)、『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)など、著書、監修書多数。

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