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「この人といると楽しい」と思われる【コミュニケーションのコツ】を大公開![後編]

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ゆうゆう編集部

人づき合いで大切なのは、自分も相手も、お互いに心地よい関係であること。無理せず、長くおつき合いを続けるためのコミュニケーションのコツを、鹿島しのぶさんに伺いました。

↓↓前編はこちら。コミュニケーションのプロに聞いた「また会いたい」と思わせる【おつき合いのコツ】とは?

PROFILE
鹿島しのぶさん 総合会話術仟言流代表

かしま・しのぶ●会社員を経てプロの司会者としての活動を開始。総合会話術仟言流の代表として、ブライダルプランナーの役割も担う、プロ司会者の育成にも注力。
2017年まで駿台トラベル&ホテル専門学校ブライダル学科長として、接遇会話やビジネスマナーの授業を担当。
『「また会いたい」と思われる人』(三笠書房〈知的生きかた文庫〉)他、著書多数。

上手な話し方・聞き方

話すのが上手な人ほど、聞く姿勢がいい

人の話を聞くことは、相手を尊重している気持ちを示す基本中の基本。ですから、聞き上手な人は本当に人に好かれます。ポイントは、適度な相づちを打ちながら楽しそうに聞くこと。黒柳徹子さんはそれがとてもお上手ですよね。自分の知らないことでも「あら、知らないわ。教えて」と興味深く耳を傾けるので、相手もつい乗って話してしまうのです。そんなふうに会話が盛り上がると、相手に対する安心感や信頼感が生まれ、お互いの距離もぐっと縮まって「また話したい、また会いたい」となるのではないでしょうか。

面白いのは、話し上手な人ほど聞き上手でもあることです。聞き上手な人は、自分が話すときも相手の反応をしっかり見ることができます。そうすると、自然と会話のテンポや呼吸が合ってきますし、話題も一方的にならず、お互いの興味の合うところを見つけることができるのです。まずは聞く力を鍛えて、コミュニケーション力を磨きましょう。

会話の弾ませ方

ときには弱みを見せて。「自虐ネタ」で場が和む

コミュニケーションにおいてユーモアは大切な要素です。その場を明るくする冗談の言える人はとても魅力的。とはいえ、冗談も案外、難しいもの。そんなときは自虐ネタが役に立ちます。深刻な内容ではなく、「うっかりこんなミスをしちゃった」というような軽い内容がベスト。誰もが安心して笑え、誰も傷つけない話題です。

また、自虐ネタには相手との距離を縮めるという利点もあります。

「素敵な人」=「完璧な人」ではありませんよね。素敵な人と思われたくて自分をよく見せようとばかりしていると疲れてしまいますし、表面的なおつき合いで終わってしまうこともあります。本当に仲よくなりたかったら、自分のダメなところも見せながら、本音でつき合っていくことが必要です。その第一歩として、ちょっとした自虐ネタを使ってみましょう。

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