【ガーデニング】夏の日陰で涼しげに咲く花8選は、意外なほど華やか!
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光武俊子
日陰では花が咲かないと諦めていませんか? 日陰でも華やかに咲く花は意外にあるもの! 暑い夏は日陰のほうがむしろ花もちがよいこともあります。猛暑の夏に植物も人もホッとできる、日陰でガーデニングを楽しみませんか。
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夏は日陰の価値を見直そう
北向きのベランダや庭、隣家との塀際や大きな木の下など、日当たりの悪い場所は暗くジメジメして花は咲かないと諦めている方が多いものです。けれども、日陰気味でもよく咲く花を味方につけて、この夏はシェードガーデンづくりに挑戦! 日なたで咲く花も、夏は日陰のほうが開花期が長くなることもあるのです。
日当たりが悪いと思っていても、太陽の位置が高い夏は日中に2~3時間の日照がありませんか。そういう「半日陰」ではじつはたいがいの草花が栽培できます。直射光は全く差さなくても周囲が開けていて「明るい日陰」なら、品種を選べばバラだって花つきは少なめでも育てられます。
全く直射光が差さなくて、周囲の壁などからの反射光もない場所では、さすがに栽培できる植物が限られます。けれども、地面より明るい上方に吊り鉢などを設置すれば、花を楽しめる可能性がアップ!
ジメジメした土壌は深さ50㎝ほど耕し、腐葉土や砂などを入れて水はけをよくしたり、用土を高く盛り上げて植物を植えつけることで、草花が育ちやすくなります。
夏の日陰におすすめの花8選
湿り気のある半日陰でよく咲く【シュウカイドウ】
開花期:7~10月
草丈:30~60㎝
江戸時代に中国から渡来したベゴニアの仲間。すでに日本各地で野生化しているほど、日本の気候にあって育てやすく、冬は地上部が枯れる多年草です。球根植物ですが、直径10㎝ほどのポット苗で流通します。湿り気味の木蔭など、適地をみつけて大株に育てましょう。
建物の間や北向きの玄関先でもOK【インパチェンス】
開花期:5~11月
草丈:20~40㎝
ホウセンカの仲間で、熟した実が弾けてタネをまき散らす一年草です。建物と建物の間のような暗い日陰でもよく咲きます。秋には大株に育つので一度切り戻すと、霜が降りるまで盛んに咲きます。バラのような八重咲きの園芸品種や、日なたの好きな園芸品種もあります。
色とりどりの花房をいくつも立ち上げる【アンゲロニア】
開花期:5~10月
草丈:20~50㎝
中央アメリカから南アメリカに自生する多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草として扱われます。紫色系からピンクや白など、鮮やかな花色の花穂を次々に立ち上げ、秋遅くまで開花。強い日差しにもよく耐える一方で、半日陰でもよく咲いて人気が出ています。
地面を覆うように広がって咲く【トレニア】
開花期:5~11月
草丈:約20㎝
暑さに強く、長い開花期を誇るトレニア。なかで多年草タイプのトレニア・コンカラーは横に広がりながら次々に咲きます。暖地では鉢植えで育てると、ベランダなどで冬越しも可能。日陰のグラウンドカバーにも適して人気です。「カタリーナ」などのシリーズがあります。