人気ブランディングスタイリスト【あやみん先生】介護、看取り、離婚……暗闇の20年を経て「今が一番楽しい」
折れた日々があったからこそ気づけた
ファストファッションを使ったコーディネートが見られる、毎朝のインスタライブや、厳しくも芯のあるおしゃれ理論に少しずつファンがつき、今や予約のとれないブランディングスタイリストとなったあやみん先生。
「私はよく生徒さんに、『今この瞬間は人のことは忘れて自分のことだけを考えて』と言っています。人生は長いようで短い。人のことばかり優先していては、すぐに寿命がきてしまいます。私は現在57歳ですが、元気でいられるのはあと何年だろう、といつも考えています。それを考えると、人に指図されず自分の好きなように生きていきたいじゃないですか。ファッションに関しても同じです。『誰かがおすすめしていたから』とか『はやっているから』ではなく、自分の好きなものや似合うものを見つけてほしい。それが自分軸につながって、自分を愛せるようになりますから」
毎朝8時30分から配信するインスタライブが人気
ショッピング同行は常に予約待ち
盛大に行われた書籍の出版記念パーティ
「折れない」 心と体を育てる4カ条
①心を決めたら何があってもやりきる
「おすすめなのは『周りに宣言すること』。そうすると後に引けなくなって、自分の決めたことをやり通すことができます。あとは身近な友達や家族などの応援団をつくることも、折れない自分になるためのコツです」
②見えない部分の準備こそ手を抜かない
「依頼者と洋服選びをするショッピング同行は、当日よりも事前準備のほうが大切。何かの目的を達成したいと思ったら、やみくもに飛び込むのではなく、調べたり、準備したりするとやり遂げられる確率が上がりますよ」
③落ち込んでいる自分もきちんと受け入れる
「落ち込むことや失敗は誰にでもあります。そんなときは、目を背けずとことん落ち込んで、落ち込みやすい自分も丸ごと認めてあげましょう。それで一度おなかに落とし込んだら、あとは寝て散歩をして忘れましょう」
④残りの時間を意識すると自分を大切にできる
「スマホに『寿命時計』というアプリを入れていて、毎朝それを見るようにしています。数字を見て残された時間をイメージすると、人の言うことなんて気にしていられません。自分のために生きようと思えるようになります」
撮影/ワタナベミカ 取材・文/皆川知子
※この記事は「ゆうゆう」2024年9月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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ゆうゆう2024年9月号
特集は「折れない」心と体の育て方です。まだまだ続きそうな猛暑。厳しい暑さに、体ばかりでなく心まで折れそうになっていませんか? 体と心はつながっています。ちょっとした気持ちのリセットや体へのアプローチ、食事の見直しで、心を引き上げ、体を鍛える。素敵な方々にそのコツを教わりました。デビュー50周年を迎えた女優の前田美波里さんや、「おくさまは18歳」で大ブレークし、国民的アイドルとなった岡崎友紀さん(歌手、俳優)、ほかにも、人気料理家の藤井恵さんには「折れない」体を作る大豆レシピ、整形外科医師の中村格子さんには「かんたん体操&ストレッチ」、メンタルアップマネージャ®️の大野萌子さんには「夏の気分の落ち込み対策」をお伺いしました。
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