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お風呂の介護は大変!「花子をお風呂で2回落とす」も、「よく考えたら大助くんが裸である必要あります? 」

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ゆうゆうtime編集部

でも、こんなときも大助くんは期待を裏切りません。困りきった顔で仁王立ちし、「僕もな、裸やろう。そやから難しいねん」と言うんです。

そのときは、「そら、そうやな」と納得しそうになりましたが、よく考えたら大助くんが裸である必要あります?

腰が悪いとはいえ、 私と違ってサッと歩けるんだから、服を着てくればよかったんちゃうかな?

いつも一生懸命で、どこか抜けている大助くん。一緒にいると、こんなときでさえ笑ってしまうんです。

その後、ようやく車椅子に座れたものの、私が座面の端をつかんでいるのに気づかず、大助くんが持ち上げようとしたため手を挟んでしまって、血がパーッと飛び散って。これにもびっくり仰天。お風呂がもう少しで流血現場になるところでした。

後日、理学療法士さんに話したら、「よく立てましたね! 普通できませんよ」と感心されてしまいました。

どうやら私たち二人、風呂場の馬鹿力を発揮していたようです。このときは、骨折しなかったのがせめてもの救いでした。

今は、入浴は訪問看護師さんにお願いしています。
「大助、花子をお風呂で落とす パート3」を皆さんに紹介できないのは残念(?)ですが、多発性骨髄腫は、なにはともあれ骨折に気をつけなくてはいけない病気。

大助くんも肩の荷が下りてほっとしているんじゃないでしょうか。

イラスト/すぎやまえみこ

※この記事は『なにわ介護男子』(宮川大助・花子著/主婦の友社刊)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

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