【秋のガーデニング】初心者のための「植え替え&株分け」夏に傷んだ株をリフレッシュ!
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光武俊子
今夏も暑さ厳しく、お気に入りの草花が枯れたり元気をなくしていませんか。そんな株は根が鉢内いっぱいになっていることがあります。根が水や養分を吸収しやすく、呼吸しやすくするための植え替えや株分け 株分けとは、植物の株を分割して増やす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。
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傷んだ株はまず根の状態をチェックしよう!
厳しい暑さのなかで必死に水やりをしてきても、茎葉が枯れたり元気がなくなってしまった植物がありますね。鉢植えでしたら、鉢から株を一度抜いてみましょう。植物の具合はたいがい根を見るとわかるものです。
鉢から抜きにくい場合は、鉢の側面をシャベルの柄でコツコツ叩いてみたり、プランツナイフを鉢縁から差し込んですき間をつくります。私などは乱暴に鉢の側面や底角を衝撃の少ない土などにトントンと打ちつけることも。あくまでも鉢を割らないように!
鉢から株を抜いてみると、土はどこにいってしまったの?というくらい、太い根でいっぱいになっていることがあります。または、細かい根がびっしり鉢土の表面を覆っていたり。これでは根が水や養分を吸収することも呼吸もしにくくて、植物は傷んでしまいます。
根が快適な状態をつくるために植え替える
鉢内が根でいっぱいになっていなくても、夏はエアコンの風に当ててしまったり、水切れを繰り返したり、鉢が熱い状態で水やりして根を傷めたり、ひんぱんに水やりすることで養分が流れてしまったりと、植物の傷む原因は多いものです。 用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。
そうして傷んだ植物も新しい用土
枯れてしまったかと思う植物も、何年も咲いてくれる多年草