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その下痢や便秘大丈夫?10人に1人がなる【過敏性腸症候群】。避けるべき食品とは?

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ゆうゆう編集部

外出中に頻繁におなかが痛くなってトイレに駆け込むことを繰り返したり、腹痛と便秘が続いたり、すっきりしないおなかの状態が続いているのは過敏性腸症候群の可能性も。気になる症状があれば受診しましょう。

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過敏性腸症候群は10人に1人と、よくある病気

下痢や便秘、腹痛など、調子の悪い状態が続いていながら、市販の整腸剤や便秘薬でしのいでいる人もいるのでは?

「症状が急に始まったわけではなく、3カ月以上続いているなら、過敏性腸症候群の可能性があります」と常喜医院院長の常喜眞理さん。

「過敏性腸症候群は、大腸にがんなどの腫瘍や炎症の病気がないのに、おなかの調子が悪く、おなかが張って痛んだり、便秘や下痢などの症状が続く病気です」

過敏性腸症候群は10人に1人がなっているといわれ、男性より女性に多く、加齢とともに減るともいわれているそうだ。

下痢だけではなく、便秘も過敏性腸症候群の症状だというのは意外に思えるが……。

「男性では下痢型が多く、女性では腹痛と便秘型が多いといわれています。便秘と下痢の両方を繰り返す混合型もあります。下痢の場合は日常生活に支障をきたすことが多いので、病院を受診する方が多いのでしょう。便秘は『体質だから』と放っておく人も多いのではと思います」

どのような原因で、過敏性腸症候群は起きるのだろう。

「精神的なストレスや自律神経の失調などがきっかけとなり、刺激に対して腸の神経が過敏になって腹痛や便通の不具合を起こします。メンタルな面が大きいですね。ストレスについて、私はよく『離婚も結婚もストレス度は同じ』って言うんですけれど、つらいことだけでなく、楽しいことも大きなストレスになりえます。暑さ寒さなどもストレスですし」

【こんな症状にご用心!】
□ストレスを感じると便秘がひどくなる
□緊張するとおなかが痛くなり、下痢になる
□下痢をしたり、便秘をしたりと、便通が変動する
□上の3つのような便通の異常が、月に数度、数カ月続いている

過敏性腸症候群かなと思ったらまずはかかりつけ医に相談を

「ご自分でいろいろ調べて専門病院や大病院などを渡り歩く方もいらっしゃいますが、普段の体の状態を知っている、かかりつけ医を受診し、必要な検査があれば専門医を紹介してもらうのがいいですね。別の病気が隠れている場合もありますから」と常喜さん。

かかりつけ医がいなければ、将来かかりつけ医になりそうな内科、消化器内科の受診を。

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