記事ランキング マンガ 連載・特集

【秋のガーデニング】小花がいっぱいに咲く「宿根アスター」(多年草)とは?

公開日

更新日

光武俊子

日当たりよい場所に植えつければ手間なし

先日、東京有明の駅前コンコースにある大型花壇で、見事に咲き誇る宿根アスターを見かけました。太陽が照りつけ、ビル風も強く当たる場所で、グラスやオミナエシなどと咲き誇るさまに圧倒されました。

【秋のガーデニング】小花がいっぱいに咲く「宿根アスター」(多年草)とは?(画像4)

(筆者撮影)

宿根アスターは日当たりよく水はけのよい場所に植えると、根をよく伸ばして大株に育ちます。過湿にすると根腐れ

根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

詳細を見る
しやすいので、鉢植えの水やりも表土が乾いてから少し間をおいてたっぷり与えましょう。肥料などはほとんど必要ありません。

冬は地上部が枯れますが、春先に新芽を出します。茎が倒れやすいので、5~6月に株を半分ほどに切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

詳細を見る
、コンパクトで茎数多くすると、花もたくさん咲きます。また、花壇の後方に植えつけ、柵などでゆるく支えてもよいでしょう。

近年はユウゼンギクやネバリノギクなどは、シンフィオトリクム属と分類が変更されていますが、店頭では今でも宿根アスターとして扱われています。秋を彩る多彩な花々を見かけたら、手に取ってみませんか。

【秋のガーデニング】小花がいっぱいに咲く「宿根アスター」(多年草)とは?(画像6)

ユウゼンノギク

【秋のガーデニング】小花がいっぱいに咲く「宿根アスター」(多年草)とは?(画像7)

ネバリノギク

▼▼あわせて読みたい▼▼

【ガーデニング】グラス入門 鉢植えや狭い場所でも楽しめる【8選】 【ガーデニング】秋に咲く多年草。球根植物6選を「芽出しポット苗」でラクラク育てよう! 【ガーデニング】晩秋までよく咲く草花【8選】今から植えつけても霜が降りるまで楽しめる

PICK UP 編集部ピックアップ

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る

原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

詳細を見る
画面トップへ移動