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【50代の転身実例】「きっかけは友人との旅行」普通の主婦が美術系インストラクターに!?

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ゆうゆう編集部

ゆうゆうモデルとしても活躍する小川正枝さんは二毛作人生を歩む一人。家庭、子育て中心の生活から自分が主役の人生へリスタートを切ったきっかけとは? 

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Profile
パステルアート講師
小川正枝さん(ゆうゆうモデル)63歳

おがわ・まさえ●1961年生まれ。
27歳で結婚を機に退職。1男1女の育児をしつつ、子どもの成長に合わせて、パートや派遣で仕事。
50歳でパステルアートに出合い、2018年講師資格を取得。

美術の経験ゼロからの出発。家族の喜ぶ顔が活力です

「きっかけは49歳のとき。友人からグアム旅行に誘われたんです。それまでの私は家族中心の主婦でしたので、自分一人が海外旅行をすることへの罪悪感がありました。ところが、家族は賛成、快く送り出してくれました。この旅行が想像以上に楽しくて気持ちが満たされ、笑顔で帰宅した私を、夫も子どもたちも笑顔で迎えてくれたんです。そこで気がついたんです。自分自身を喜ばせて笑顔でいることの大切さに。子どもの大好物は母親の笑顔。私が一番欲しいと思っていた家族の笑顔は、私が(頼まれてもいないのに)自分を犠牲にして必死に頑張った先にではなく、私が無邪気に楽しいと笑っている場所にあることを知りました」

この旅行がきっかけとなり、本当は何が好きなのか、何をしているときが楽しいのか、自分の内側に問いかけたという小川正枝さん。専門的に習ったことはないが、幼少期から絵を描くことや物を作ることが好きだったことを思い出し、身近な画材ででき、場所もとらないパステルアートにたどり着いた。

「パステルアートは簡単に描けるうえに自分との対話ができ、色で癒やされます」

そして自分が楽しむだけでなくこの感動を一人でも多くの人に伝えたいと、56歳でインストラクター資格を取得。さらに技能やセラピーを学んで講師資格も取った。

「やってみたいことがあれば、まずは小さな一歩でいいので踏み出す、行動を起こすこと。パステルアートのはじめの一歩は、画材としてパステルを選び、ウェブでスクールを検索して先頭に表示されたところへ問い合わせることでした(笑)。新しいことへの挑戦には期待と同時に不安もあるものですが、実際に動いてみることで簡単に解消されたりします。案ずるより産むが易しです。そうすることで今まで気づかなかった自分の力や特技に気づけたり、一見何の関連もないようなこれまでの経験がとても役に立ったり、素敵な出会いがあったり、楽しい展開が待っていますよ」

福祉施設のサークルや地域交流会でのワークショップなどで講師として活動する小川さん。

小川晏奈の名で活動し、作品が書籍の挿絵に使われたことも。

小川正枝さんの「50歳からの【二毛作】のすすめ」

母親の笑顔は家族の笑顔。自分が楽しいことで笑顔が広がる

※この記事は「ゆうゆう」2024年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。


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